支援内容・特徴

中小企業は「あるべき姿」を描けても、具体的に何をすべきか、どこから始めればよいのか、進め方がわからないことが多いです。現代社会では情報が氾濫し、新しい施策やツールに追われ、本当に必要な方向性を見失いがちです。

特に、ネットマーケティング関連のツールが溢れる中、今後はAI関連のツールも多数登場することが予想され、ますます錯綜することでしょう。その結果、新しい施策やツールを使うことばかりに目を奪われ、本来やるべきことを見失ってしまうことが懸念されます。

この問題の根本には、明確な目標や方向性の欠如があります。例えば、目標達成までのプロセスが不明確であったり、ターゲット顧客が明確に定義されていない場合があります。このような課題に対し、戦略プロセス経営実践会は、「できない」を「できる」に変える支援を提供します。

当会は単なるアドバイスにとどまらず、実際に内部の一員として実行に参加し、具体的な成果を出すことを目指します。

1.支援内容(3大ポイント+追加2)

ポイント1:
戦略とプロセスを明確化した事業デザイン

当会の「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」とは、初期の仮説としての戦略を迅速にPDCAサイクルで検証し、「正解」に近づける仕組みづくりです。この仕組みには、戦略、プロセス、組織、教育、ツールの5つの要素が必要で、特に重要なのは戦略プロセスです。ツールは手段の一部に過ぎません。

また、中小企業に必要なのは、長時間のリサーチや厚い提案書ではなく、実行することです。変化が激しい現在、戦略の賞味期限は短く、迅速な実行と軌道修正が求められます。

ポイント2:
徹底した顧客理解の戦略への反映&経営サイクルが回る仕組み

中小企業の経営サイクル

中小企業の経営はピラミッド型で表現できます。ビジョンは将来の目標であり、トップの想いです。

当会では顧客理解を重視し、「顧客は誰か?」「顧客が対価を払う価値は何か?」などを考慮して戦略を策定します。顧客をさまざまな視点で分析し、適切な顧客戦略を立て、焦点を当てる顧客層やアプローチ方法を明確にします。

新規獲得、ロイヤル化、離反防止などの施策を検討し、自社製品・サービスの特長を伝えるだけでなく、戦略的なアプローチを導入し、経営サイクルを適切に回す仕組みを構築します。

ポイント3:
数値化を最大限に活かす「3つの化」への取り組み

徹底した顧客理解を戦略に反映し、実行に移します。その成果を正しく管理するため、「ビジネス活動の見える化」「業績管理の体系化」「戦略経営の仕組み化」の「3つの化」に取り組み、数値化の手法を最大限に活用します。

これにより、社内でPDCAサイクルを回し、常に指標(数値)を把握し、自走する組織を実現します。「3つの化」の詳細については、こちら(←クリック)をご確認ください。

追加1:
まずは小さな成功パターンから

当会のモットーは「まずは小さな成功パターンから!」です。事業の成長プロセスは「立ち上げ→試行錯誤→成長→継続的成長」を経ます。当会の目的は、クライアント企業が早期に成長ステージに進むことです。大きな目標を達成するために、まずは小さな成功を積み重ねることにフォーカスし、売上規模が小さくても「成功パターン」を確立し水平展開します。PDCAサイクルを回しながら戦略を素早く修正し、成功パターンを早期に確立します。

以下の点も一緒に検討します。

  • 何を加え、何を排除し、どのように変えるべきか?
  • どの指標がどう改善されれば事業にインパクトを与えるか?
  • どこに力を入れるべきか?
  • ビジネスドライバーは何か?
  • 事業やブランドを伸ばすための重要な要素は何か?

事業をサイエンスし、成果をシンプルな方程式で語れるよう、事業の「見える化・体系化・仕組み化」に取り組みます。

追加2:
本質的な問題を見極めと課題設定

ほとんどの中小企業は「あるべき姿」を描いていますが、具体的なステップや進行方法が不明確なため、方向性を見失うことが多いです。課題設定が適切でないと、後の取り組みが無駄になり、資源や時間を浪費してしまいます。

当会では、組織内の根本的な課題を洗い出し、適切な課題設定と目標設定を行います。これにより、組織全体が一体となり、共通の目標に向かって進むことができます。

2.当会の専門領域と制約

当会が提供できること(得意なこと)

当会の代表・関口は、中小企業、大手企業、外資系企業、公益法人、海外での職務経験を持ち、多角的な視点で問題にアプローチできます。当会は「戦略プロセス」を専門とし、戦略の立案からビジネスプロセスの最適化、実行までを提供し、中小企業が「現状」から理想の「あるべき姿」へ向かう支援を行います。

特に以下の分野では大きく貢献できます。

DX時代の
成功戦略
地方自治体市場への
進出戦略
自社ブランドによる
BtoC市場進出
代理販売から脱却:顧客目線の購買代理業へ

10代から海外生活を経験し、大手企業や中小企業、国内の外資系企業、公益法人での就業経験を積んできました。さらに、MBA留学中にはアメリカの大手医療機器メーカーで勤務した経験もあります。これらの多様な経験から、業界の常識や慣習にとらわれず、多面的な視点と自由で創造的な発想を活かし、支援を行っています。

制約(専門外のこと)について

当会では、Facebook広告やYouTube集客など特定のツールや手法を前提とした支援は行いません。特定の手法への誘導もせず、まず「戦略」を明確にした後に検討します。そのため、「楽天市場で売れるようにしたい」「SEO対策で集客したい」「SNSを活用したい」「動画を活用して売りたい」といった特定の手段を前提とした支援はお応えできない場合があります。

当会は、事業全体を俯瞰し、上流工程からの事業構築を得意としています。個々の施策の実行には、各施策やツールに特化した専門家(例:フリーランスなど)の活用をおすすめしています。

業者に依頼すると…

一般的には業者の外注先(二次請け)が作業を担当します(例外もあり)。業者はその支払いに追加料金を上乗せして請求してくることが一般的です。その結果、貴社は高額な料金を支払うことになります。また、業者が作業者を直接雇用している場合においても、営業コストや事務所の賃料などを加えた金額を請求してくるので、料金は高くなります。

自社でディレクションを行うことで…

貴社が作業者(外注先)に直接依頼・支払います。これは、業者の上乗せ分がないため、余計な支払いをすることなく経済的です。また、フリーランスの場合は、業者のように営業コストや事務所の賃料などを考慮した金額を請求してくることもなく、同業者との競争も激しいため、一定の品質が保たれた上、料金はかなり割安になります。

業者に依頼すると料金が高くなりがちです。下請けや孫請けなど何階層にも外注し、顧客への請求額を膨らませる業者もあります。また、「月に100万円以下のアカウントは相手にしない」といった営業方針の業者も存在します。

そのため、新規事業の売上規模が小さい間は、可能な限り自社内での実施をおすすめします。外部委託を検討する場合も、自社でディレクションを行い、フリーランスなどに直接依頼することを推奨します。当会では、このようなディレクションもお引き受けしますので、ご相談ください。

1. 相談・診断サービス

無料の「オンライン相談・診断サービス」

2. 特別レポート001

勝てる新規事業の戦略とマーケティング

3. 特別レポート002

「構造の見える化」で収益最大化を目指すポイント!

当会では全てのサービスに共通する特徴があります。以下の通り紹介します。

「MBAの理論・外資系コンサル流のスキル・中小企業での泥臭い実務経験」を融合した手法で支援。「戦略」と「実行」の両方をセットで提供し、一緒に汗をかきます。

第一に、「戦略&プロセス思考で戦略シナリオを描く」ことです。事業の全体像を把握し、ボトルネックを見極め、戦略シナリオを描きます。

このシナリオは、市場、潜在顧客、競合を総合的に考慮し、「強み」から「勝負のカギ」と「選択肢」を見出します。全体を俯瞰し、問題解決や目標達成への道のりを戦略的にプロセス化することで、問題解決自体をプロセスとして捉えます。

第二に、「バラバラな部分最適化ではなく全体最適化を目指す」ことです。部分最適化とは、特定の領域だけを対象にした支援で、例えばSEO対策や〇〇システムの導入などが該当します。

これらは木の枝葉に例えられる戦術的アプローチです。当会では、事業の根幹を強化し、全体最適化を目指します。全体最適を実現するための方針や戦略を立て、それに基づいて戦術を検討することが重要です。

第三は、「実行重視:戦略と実行の両方をセットで提供」です。当会は経営コンサルティングを行っていますが、単なる理論や口先だけの戦略ではなく、実行にこだわります。「戦略」と「実行」をセットで提供し、事業の成長を加速させます。

中小企業向けの支援では、単なるアドバイスの提供や報告書の提出では現場が動きません。当会では現場に踏み込み、一緒に業務を遂行し、成果を出す伴走支援を提供します。例えば、イベントの企画、運営、メディア対応など、クライアントと共に取り組み成功を目指します。

数値化は仕事の質とスピードを向上させ、成果を出すための強力なツールです。しかし、数値化そのものが目的ではありません。

以下の「3つの化」に取り組むことで、数値化を最大限に活用します。

ビジネス活動の「見える化」

まず、「理想の姿」を描き、到達するためのシナリオを考えます。皆が共有できるシンプルな「戦略ストーリー」を作成し、「現状」から「理想の姿」へのプロセスをステップ・バイ・ステップで見える化します。

業績管理の「体系化」

「あるべき姿」という目標に対し、どれだけ近づいたかを測るために指標(メトリクス)を用いてプロセスを体系的に管理します。各プロセスごとに目標値を設定し、実際の結果との差異を把握しながら改善を行います。

戦略経営の「仕組み化」

指標を管理し、事業のあらゆる局面で迅速にPDCAサイクルを回しながら改善する仕組みを構築し、組織に浸透させます。停滞の原因を特定し、解決策を見つけ出すことが重要です。

多くの中小企業では、目的と手段を履き違え、「ツールありき」の発想になりがちです。「当社はどうありたいのか?」を明確にし、実行と軌道修正を繰り返して、早く「正解」に近づける仕組みを作ります。

5.【補足】その他の特徴は?

実行重視で「いかに実行するか?」

当会は、「実行」を最重視しています。当会が提供する戦略は、大企業向けの立派な戦略論ではありません。中小企業にとって重要なのは、「どうやって実行するか?」です。どんなに優れた戦略も、実行できなければ意味がありません。

当会では「戦略」と「実行」の両方を提供し、実行に伴走します。必要以上に立派なパワーポイントの資料は作成しません。

戦略シナリオを描く

当会は、クライアント企業の「あるべき姿」と「現状」とのギャップを埋めるための戦略シナリオを策定します。

戦略シナリオは、「現状」から「あるべき姿」へ到達するためのストーリーであり、その過程で必要なステップや障害を想定します。プロセス思考を取り入れ、目標達成までのプロセスを明確化します。

なお、「戦略シナリオ」については、こちらのリンク先ページを参考にしてください。

問題を解きほぐすPDCAサイクル

戦略シナリオを設計し、実行に向けてプロセスを明確化した後も、戦略ストーリーは「仮説」に過ぎません。問題は複雑に絡み合っていることが多いため、ビジネス活動の見える化、業績管理の体系化、戦略経営の仕組み化を通じて事業デザインを支援します。KPIなどの指標を用いて業績を定量的に把握し、迅速な判断とアクションを実行します。

戦略的PR

「戦略的PR」は、マーケティングの一部ではなく、ビジネス全体の戦略に組み込まれるべきです。当会では、製品やサービスのブランディングだけでなく、企業イメージや社会的貢献も含め、事業戦略に包含しています。

6.当会の3つの支援特徴

当会の3つの特徴について詳しくご紹介いたします。

当会では、提供するすべての支援サービスの内容を可能な限り明示しています。支援サービスは時間軸で大きく2つのフェーズに分かれます。

第1フェーズでは、「現状」から「あるべき姿」へ到達するための戦略シナリオを作成します。第2フェーズでは、初期の仮説である「戦略」を実行し、適宜軌道修正しながらより早く「正解」に近づけていく仕組みづくりを支援します。

また、「見える化・体系化・仕組み化」を支援コンセプトに、戦略とプロセスを明確化した事業デザインを支援しています。戦略とプロセスを組織やチームに適用し、確実に実行してもらうために「シンプル」で「わかりやすい」方法を心がけています。

一般的なコンサルティングサービスでは、料金が明確に定められていないことが多く、コンサルタントが「ご相談の上、お見積もりします」と案内することが一般的です。また、説明会などで大幅に割引した価格を提示してお得感を演出する事業者もいます。

当会では、明瞭な会計を心がけており、可能な限りあらかじめ料金を明示しています。相手企業の予算に合わせて料金を調整することはありません。そのため、値引き交渉はご遠慮いただいております。

市場には「セミナー」や「研修」という形をとりながら、実際には特定の製品やサービスの販売を目的とした営業活動を行っている業者が存在します。これらの活動では、提携している他社のシステムやサービスへ誘導し、バックマージンを得ることが目的となっています。

当会のサービスでは、特定他社の製品・サービスの紹介や売り込み、協力業者との面会のお願いなどは一切行いません。 

DX時代の成功戦略:テクノロジー導入前に顧客重視の仕組みづくり

地方自治体市場への進出戦略:中小でも小さな実績をもとに全国展開を目指す

自社ブランドによるBtoC市場進出:ストーリーテリングとメディア活用で飛躍する

年間売上10億円規模の中小企業の新規事業向け

勝てる新規事業の戦略とマーケティング

特別レポート002

「損益構造の見える化」で収益最大化を目指すポイント!

「成功パターン」をつくるためにと題して経営者や事業の責任者にお届けするコラム。6つのテーマに分けてお届けします。

経営者向け
テーマ別 最新5コラム