支援内容・特徴

おぼろげながら「あるべき姿」を描けても、具体的に何をすべきか、どこから手をつけ、どう進めればいいのかがわからない!

そのような中小企業が多いのです。さらに、施策やツールに関する情報があふれているため、それらに振り回されがちです。

その結果、「SNSの活用」や「動画配信」など、特定の手法を活用することにこだわり、本来取り組むべき課題を見失ってしまうことがあります。

この根本には、「当社の問題は何か」「問題はどこにあるのか」がはっきりしていないことがあります。同時に、「明確な目標や方向性が定まっていない」「目標達成までのプロセスが不明確」「ターゲット顧客が明確に定義されていない」「本当の顧客が誰なのか見えていない」といった課題も見られます。

こうした課題に対して、戦略プロセス経営実践会は「できない」を「できる」に変えるサポートを提供します。単なるアドバイスに留まらず、必要であれば企業の内部に入り込み、具体的な成果を出すことを目指します。

戦略や計画があいまいなまま、興味本位でSNSなどのツールを使い始めるような仕事の進め方をするのではなく、「何が問題か」「問題はどこにあるのか」を明確にした上で、新規顧客の獲得、ロイヤルティの強化、離反防止など、さまざまな施策の中から「やるべきこと」を絞り込み、優先順位を付けます。

つまり、全体を俯瞰し、どこから手をつけるべきか、それをどのように取り組むべきかを明確にしていきます。

1.支援内容(3大ポイント+追加2)

ポイント1:
戦略とプロセスを明確化した事業デザイン

当会の「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」とは、顧客理解にもとづいた戦略(初期の仮説)をPDCAサイクルを迅速に回しながら検証し、より早く「正解」に近づけていくための一連の仕組みづくりです。この仕組みには、戦略、プロセス、組織、教育、ツールの5つのパーツが必要で、特に重要な役割を担うのは戦略プロセスです。

また、中小企業に必要なのは、長時間のリサーチやぶ厚い提案書ではなく、実行することです。変化が激しい現在、戦略の賞味期限は短く、迅速な実行と軌道修正が求められます。

ポイント2:
徹底した顧客理解の戦略への反映&経営サイクルが回る仕組み

中小企業の経営サイクル

中小企業の経営は、ピラミッド型で表現できます。ビジョンは将来の目標であり、トップの想いを反映しています。

当会では顧客理解を最重要視しています。「顧客は誰か?」「顧客が対価を払う価値は何か?」を明確にした上で、戦略を策定します。顧客を多角的に分析し、最適な顧客戦略を立てます。

新規顧客の獲得、ロイヤルティ強化、離反防止など、さまざまな施策を検討し、「やるべきこと」を絞り込んで優先順位を付けます。

このように、戦略的なアプローチを取り入れ、経営サイクルを効果的に回す仕組みを構築します。

ポイント3:
数値化を最大限に活かす「3つの化」への取り組み

徹底した顧客理解を戦略に反映し、実行に移します。その成果を正しく管理するため、「ビジネス活動の見える化」「業績管理の体系化」「戦略経営の仕組み化」の「3つの化」に取り組み、数値化の手法を最大限に活用します。

これにより、社内でPDCAサイクルを回し、常に指標(数値)を把握し、自走する組織を実現します。「3つの化」の詳細については、こちら(←クリック)をご確認ください。

追加1:
まずは小さな成功パターンから

当会のモットーは「まずは小さな成功パターンから!」です。大きな目標を達成するために、まずは小さな成功を積み重ねることにフォーカスし、売上規模が小さくても「成功パターン」を確立し水平展開します。PDCAサイクルを回しながら戦略を素早く修正し、成功パターンを早期に確立します。

また、以下の点も一緒に検討します。

  • 何を加え、何を排除し、どのように変えるべきか?
  • どの指標がどう改善されれば事業にインパクトを与えるか?
  • どこに力を入れるべきか?
  • ビジネスドライバーは何か?
  • 事業やブランドを伸ばすための重要な要素は何か?

事業をサイエンスし、成果をシンプルな方程式で語れるよう、事業の「見える化・体系化・仕組み化」に取り組みます。

追加2:
本質的な問題を見極めと課題設定

多くの中小企業は「あるべき姿」を描いても、具体的なステップや進行方法が不明確なため、方向性を見失いがちです。課題設定が適切でないと、後の取り組みが無駄になり、資源や時間を浪費してしまうのです。

当会では、組織内の根本的な課題を洗い出し、適切な課題設定と目標設定を行います。これにより、組織全体が一体となり、共通の目標に向かって進むことができます。

2.戦略と実行を両立させる3つの特徴

現場密着型の実践サポート

実行を重視し、戦略の提案だけでなく、実行段階で現場に深く入り込みます。一緒に課題を解決し、具体的なアクションを共に進めていきます。例えば、イベントの企画・運営、営業先への訪問、メディア対応などが該当します。

経営者視点での伴走型支援

経営者の目線に立ち、事業全体を俯瞰しながら、長期的な視点で支援します。事業戦略を提案するだけでなく、一緒に施策を実行し、結果を出すまで寄り添います。

「MBAの理論・外資系コンサル流のスキル・中小企業での泥臭い実務経験」を融合した手法で支援。「戦略」と「実行」の両方をセットで提供し、一緒に汗をかきます。

実績に基づいた戦略思考

中小企業向けに、戦略とプロセスを明確化した事業デザインを基盤とし、ハンズオンの支援を提供します。また、「なんでもできます」といった広範囲な対応ではなく、(コンサル的な立場ではなく)内部組織の一員として実務経験を積んだ専門領域に特化しています。

【補足】

当会では、Facebook広告やYouTube集客など、特定のツールや手法を前提とした支援は行いません。特定の手法への誘導もせず、まず「戦略」を明確にすることを重視しています。

そのため、「楽天市場で売れるようにしたい」「SEO対策で集客したい」「SNSを活用して広告費ゼロで売れるようにしたい」「動画を活用して売りたい」など、特定の手段・ツールの活用を前提とした支援にはお応えできない場合があります。

当会は、事業全体を俯瞰し、上流工程からの事業構築を得意としています。特定のツールの活用や施策の実行については、それぞれの専門家(例:フリーランスなど)の活用をおすすめしています。

業者に委託すると…

一般的には業者の外注先(二次請け)が作業を担当します(例外もあり)。業者はその支払いに追加料金を上乗せして請求してくることが一般的です。その結果、貴社は高額な料金を支払うことになります。また、業者が作業者を直接雇用している場合においても、営業コストや事務所の賃料などを加えた金額を請求してくるので、料金は高めになります。

自社ででレクションを行うことで…

貴社が作業者(外注先)に直接依頼・支払います。これは、業者の上乗せ分がないため、余計な支払いをすることなく経済的です。また、フリーランスの場合は、業者のように営業コストや事務所の賃料などを考慮した金額を請求せず、同業者との競争も激しいため、一定の品質が保たれているのに、料金はかなり割安になります。

また、業者に依頼すると料金が高くなりがちです。下請けや孫請けなど複数階層の外注を経ることで、顧客への請求額が膨らむケースが多いためです。例えば、フリーランスに直接依頼すれば10万円で済む案件が、業者を通すことで30万~40万円に達することもあります。さらに、「社長のインタビュー動画を月1ペースで配信して…」などの不要なプロモーションを次々に提案され、成果が曖昧なまま出費が膨らんでいくリスクもあります。

10代から海外生活を経験し、大手企業や中小企業、国内の外資系企業、公益法人での就業経験を積んできました。さらに、MBA留学中にはアメリカの大手医療機器メーカーで勤務した経験もあります。これらの多様な経験から、業界の常識や慣習にとらわれず、多面的な視点と自由で創造的な発想を活かし、支援を行っています。

数値化による管理は仕事の質とスピードを向上させ、成果を出すための強力なツールです。しかし、数値化そのものが目的ではありません。

以下の「3つの化」に取り組むことで、数値化を最大限に活用します。

ビジネス活動の「見える化」

まず、「理想の姿」を描き、到達するためのシナリオを考えます。皆が共有できるシンプルな「戦略ストーリー」を作成し、「現状」から「理想の姿」へのプロセスをステップ・バイ・ステップで見える化します。

業績管理の「体系化」

「あるべき姿」という目標に対し、どれだけ近づいたかを測るために指標(メトリクス)を用いてプロセスを体系的に管理します。各プロセスごとに目標値を設定し、実際の結果との差異を把握しながら改善を行います。

戦略経営の「仕組み化」

指標を管理し、事業のあらゆる局面で迅速にPDCAサイクルを回しながら改善する仕組みを構築し、組織に浸透させます。停滞の原因を特定し、解決策を見つけ出すことが重要です。

多くの中小企業では、目的と手段を履き違え、「ツールありき」の発想になりがちです。「当社はどうありたいのか?」を明確にし、実行と軌道修正を繰り返して、早く「正解」に近づける仕組みを作ります。

4.【補足】その他の特徴は?

実行重視で「いかに実行するか?」

当会は、「実行」を重視しています。当会が提供する戦略は、大企業向けの立派な戦略論ではありません。中小企業にとって重要なのは、「いかに実行するか?」です。どんなに優れた戦略も、実行できなければ意味がありません。

当会では「戦略」と「実行」の両方を提供し、実行に伴走します。必要以上に立派な資料は作成しません。

戦略シナリオを描く

当会は、クライアント企業の「あるべき姿」と「現状」とのギャップを埋めるための戦略シナリオを策定します。

戦略シナリオは、「現状」から「あるべき姿」へ到達するためのストーリーであり、その過程で必要なステップや障害を想定します。プロセス思考を取り入れ、目標達成までのプロセスを明確化します。

なお、「戦略シナリオ」については、こちらのリンク先ページを参考にしてください。

問題を解きほぐすPDCAサイクル

戦略シナリオを設計し、実行に向けてプロセスを明確化した後も、戦略ストーリーは「仮説」に過ぎません。問題は複雑に絡み合っていることが多いため、ビジネス活動の見える化、業績管理の体系化、戦略経営の仕組み化を通じて事業デザインを支援します。KPIなどの指標を用いて業績を定量的に把握し、迅速な判断とアクションを実行します。

戦略的PR

「戦略的PR」は、マーケティングの一部ではなく、ビジネス全体の戦略に組み込まれるべきです。当会では、製品やサービスのブランディングだけでなく、企業イメージや社会的貢献も含め、事業戦略に包含しています。

5.当会の3つの支援特徴

当会の3つの特徴について詳しくご紹介いたします。

当会では、提供するすべての支援サービスの内容を可能な限り明示しています。支援サービスは時間軸で大きく2つのフェーズに分かれます。

第1フェーズでは、「現状」から「あるべき姿」へ到達するための戦略シナリオを作成します。第2フェーズでは、初期の仮説である「戦略」を実行し、適宜軌道修正しながらより早く「正解」に近づけていく仕組みづくりを支援します。

また、「見える化・体系化・仕組み化」を支援コンセプトに、戦略とプロセスを明確化した事業デザインを支援しています。戦略とプロセスを組織やチームに適用し、確実に実行してもらうために「シンプル」で「わかりやすい」方法を心がけています。

一般的なコンサルティングサービスでは、料金が明確に定められていないことが多く、コンサルタントが「ご相談の上、お見積もりします」と案内することが一般的です。また、説明会などで大幅に割引した価格を提示してお得感を演出する事業者もいます。

当会では、明瞭な会計を心がけており、可能な限りあらかじめ料金を明示しています。相手企業の予算に合わせて料金を調整することはありません。そのため、値引き交渉はご遠慮いただいております。

市場には「セミナー」や「研修」という形をとりながら、実際には特定の製品やサービスの販売を目的とした営業活動を行っている業者が存在します。これらの活動では、提携している他社のシステムやサービスへ誘導し、バックマージンを得ることが目的となっています。

当会のサービスでは、特定他社の製品・サービスの紹介や売り込み、協力業者との面会のお願いなどは一切行いません。 

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