戦略とプロセスを明確化した事業デザイン:自らに選択肢があることを知りながら「できない」を「できる」に!
全ての支援テーマに共通する最初の取り組みは、「ありたい理想の姿」を明確化することです。そして、そこへ辿り着くための戦略やプロセスを検討しながら事業全体をデザインする支援を行っています。
やみくもに打開策・改善策を考え出すのではなく、可能な限り事業をサイエンスするのです。これは事業の成果をシンプルな方程式で語れるようにすることです。そこで当会の支援コンセプトである事業の「見える化・体系化・仕組み化」に取り組みます。
以下に、一定の期間以上、日常的に実務担当者として関わった得意な業種および業態をそれぞれ3~5つ、キーワードでお知らせします。これは、コンサルタントのような「限定的な関わり」ではありません。
大きな目標の達成に向けて、まずは小さな成功パターンをつくり上げることにフォーカスします。
売上規模が小さくても良いのです。まずは小さな「成功パターン」をつくり上げることです。次に、それを水平(横)に展開するのです。
そこで、初期の仮説である「戦略」を、PDCAを回しながら迅速に軌道修正し、早期に「成功パターン」をつくりあげていきます。
まずは小さな成功パターンをつくり上げるために、「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」に取り組みます。
当会の「支援サービス」では複数の支援テーマを用意していますが、全てに共通する特徴があります。以下の通り紹介します。
なお、「戦略プロセス経営実践会Jr.」のサービスについては、一部、例外があります。
第一に、「戦略&プロセス思考で戦略シナリオ(ストーリー)を描く」となります。
事業全体を見ながら最大のレバレッジを得る上で、どの部分がボトルネックになっているのかを見極めます。そして戦略シナリオ(ストーリー)を描きます。
これはキャッチコピーの表現のような細かなことではありません。事業を取り巻く市場、潜在顧客、競合などを俯瞰し、「強み」から「勝負のカギ」と「選択肢」を見極めることです。
全体を見ながら問題解決&目標達成までの道のりを戦略的にプロセス化します。これは問題解決そのものをプロセスとして考えることです。筋道を立てて考え、解決方法を導きます。
第二に、「バラバラな部分最適(戦術ありき)ではなく全体最適を狙う」となります。
「バラバラな部分最適(戦術ありき)」とは特定領域だけを対象にした支援です。例えば、SEO対策、プレスリリースの書き方、出版、○○システムの導入などの支援が該当します。
これらは木に例えると枝葉の部分になります。戦術とも言えます。当会では根っこ、つまり「事業の根幹」の強化にフォーカスしています。
第三は、『実行重視:戦略と実行の両方をセットで提供』です。
当会は業種の分類上、経営コンサルティングを営んでいることになりますが、コンサルタントだと思って仕事をしていません。
口先だけ、あるいは、理屈っぽい話になりがちな、戦略のような理論よりも、むしろ現場における実行にこだわっています。そのため、「戦略」と「実行」の両方をセットで提供します。そして一緒に汗をかきます。
また、当会が「貴社は〇〇をすべきでは?」などという一方的に提案するやり方では、仮に社長からOKをいただいたとしても、現場がなかなか動かないでしょう。そこで、現場のリーダー格の人たちを引き込んだ上で、共に徹底的にディスカッションを行ってアクションを決めていきます。
当会と他社のサービスの違いは、以下の図に示した通りです。
巷で目にするサービスの多くは「知識・ノウハウへの依存」と表現できるのではないでしょうか?
それらは「ある知識・ノウハウを習得すれば上手くいく!」「ある情報を得ることが問題の解決になる!」などと期待感を刺激してくるのです。
目先のチャンスを追い求めるごとく「打ち出の小槌」を欲しがる経営者が多いこともあってか、巷では「業界No.1のカリスマがかたくなに秘密にしていた門外不出の…」「成功者だけが知っている…」「伝説の…」などと、センセーショナルな表現で煽る業者が少なくありません。
一方、当会のサービスは一言で表現すると「自己解決力の強化」です。次から次へと知識・ノウハウを提供することよりも、むしろ考える力と知識を身に付け、社長や社員が本来持っている力を最大限に引き出しながら解決していく「自己解決力の強化」を狙っています。
当会が提唱する「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」とは、明確化した戦略(初期の仮説)を、PDCA(Doから始めることも)を迅速に回し、検証しながら、より早く「正解」に近づけていくための一連の仕組みづくりです。
「一連の仕組みづくり」には5つのパーツが必要となります。戦略・プロセス・組織・教育・ツールの5つです。中でも最も重要な役割を担うのが「戦略」であり、それを実行に移すために必要なのが「プロセス」となります。
「ツール」は必要なパーツの1つにすぎません。ところが、多くの中小企業では、目的と手段を履き違えてしまい「ツールありき」の発想・取り組みになりがちです。
「当社は、どうありたいのか?」といったことが曖昧なまま、事業の展開が「特定のツールありき・依存」型になってしまうのです。例えば「ロボットありき」「SNSありき」「YouTubeありき」など…。これらには、テクノロジー・施策・広告媒体・知識・資格 …それに新規事業やEC化などが含まれます。
なお、当会が提唱する「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」については、支援コンセプトでもある「3つの化」という表現でも説明することができます。
まず、ビジョンである「ありたい理想の姿」を描き、そこへ到達するためのシナリオを描くことになります。皆が共有できるシンプルな「戦略ストーリー」を描きます。
次に、「現状」から「ありたい理想の姿」へ到達するためのプロセス(手順や過程)をしっかりと明確化します。「どうやったら行き着くのか?」というシナリオを、あらかじめステップ・バイ・ステップで「見える化」させておきます。
当会では、これらをビジネス活動の「見える化」と表現しています。
また、「ありたい理想の姿」である目標に対し、どれだけ近づいたかを的確に理解するために指標(メトリクス)を用いながらプロセスを管理します。これについては、事業全体に対して体系的に行います。
この取り組みが業績管理の「体系化」です。
つまり、ビジョンである「ありたい理想の姿」への到達という大きな目標をブレイクダウンさせながら体系的に指標(メトリクス)を設定・管理するのです。
なお、これらについて「先行指標」などという用語を使う企業があります。当会では、このような事業の実態を物語る数字の活用を重視しています。可能な限りのことを数字で判断し、数字と向き合うのです。
キーとなるプロセス別にターゲット(目標値)を設定し、実際の結果との差異を把握しながらカイゼンしていくのです。
さらに、指標を上手に管理しながら、事業のあらゆる局面において的確に判断し、迅速にPDCAサイクルを回しながらカイゼンする「仕組み」をつくります。また、これを組織に落とし込んで定着させます。
停滞の原因になっているプロセスを突き止め、迅速に解決法を見い出します。
これが戦略経営の「仕組み化」となります。
最初は小さくてもいいのです。まずは小さな成功パターンから! これが当会のモットーです。
一般的に、事業は「1.立ち上げ(導入)→2.試行錯誤・生き残り・手探り→3.成長→4.継続的成長」という成長のプロセスを経ます。当会サービスの狙いは、早期に「成長ステージ」へとコマを進めてもらうことです。
そのためにも、「まずは小さな成功パターンから!」となるのです。
当会の支援サービスに関して、「必要な能力やスキルをどこで身につけたのか?」「好き勝手に専門分野を主張する人が少なくないが、どのようなキャリアを積んだのか?」「どこの企業での経験が活かされているのか?」などと鋭い質問を受けたことがあります。
詳しいことは「メッセージ&プロフィール」を参考ください。
当会の支援は「戦略シナリオ」を描くことに力を入れています。これは、「ありたい理想の姿」と「現状」のギャップを埋めるために、「現状」から「ありたい理想の姿」へ到達するためのストーリーということです。
すぐには「ありたい理想の姿」に到達する(駆け上がる)ことができないかもしれません。いくつかのステップを踏んで到達することになります。しかも途中には乗り越えなければならない障害があります。
そのような障害を想定しながらロジックを組んでストーリー(戦略シナリオ)を描いていくことになります。
そこで重要なことはプロセス思考です。「現状」から「ありたい理想の姿」へ到達するためにはいくつかのプロセスを踏んで駆け上がることになるからです。目標達成までのプロセスを明確化するのです。
「なぜ、戦略シナリオが必要か?」については、こちらを参考にしてください。
戦略シナリオを設計し(描き)、実行に向けてプロセスを明確化したら、それで終わりではありません。なぜなら、描いた戦略ストーリーは「仮説」にすぎないから。「答え(正解)」とは限らないのです。
また、設計した(描いた)通りに、コトが進まないことが十分に想定されます。しかも問題は単独で存在することは稀です。複雑に絡まっているケースが殆どなのです。
そのように絡まった問題の糸を解きほぐすことができるよう、先述の通り、以下の支援コンセプトに従って事業デザインの支援を行っているのです。
「ありたい理想の姿」に到達する(駆け上がる)ためのステップを明確にし、KPIなどいくつかの指標を用いながら、各目標に照らした業績を指標(数値)で認識できるようにします。
その数値から起きている変化を迅速に判断。「次なるアクション」を早期に検討し、それを実行に移します。
的確な指標(モノサシ)を持っていなければ、自社の業績を把握し、必要な判断を素早く正しく下すことができません。的確な指標(数字)は、状況を理解し、意思決定し、より早く行動することに役立ちます。
重要なことは、「仮説」である戦略ストーリーを実行しながら迅速にカイゼンできる事業をデザインすることです。
「戦略的PR(戦略的広報)」については、単独テーマあるいはマーケティングの一部のように扱われることが多いようです。
当会では「戦略的PR(戦略的広報)」を事業戦略に包含しています。
詳しくは以下のリンクをクリックの上、ご覧ください。
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「成功パターン」をつくるためにと題して経営者や事業の責任者にお届けするコラム。6つのテーマに分けてお届けします。