Q&A
(戦略とプロセスを明確化した事業デザイン)

戦略とプロセスを明確化した事業デザインとはどういうことですか?

「初期の仮説」をより早く「正解」に近づけていくための一連の仕組みづくり

「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」とは、明確化した戦略(初期の仮説)を、PDCAサイクルを迅速に回しながら検証し、より早く「正解」に近づけていくための一連の仕組みづくりです。

そして、事業の成果をシンプルな方程式で語ることができるようにします。 

また、社長や社員が本来持っている「考える力」を最大限に引き出し、解決することを狙っています。そして、自らに選択肢があることを知りながら「うまくできない」を「できる」に変えるのです。 

この一連の仕組みづくりには、戦略・プロセス・組織・教育・ツールの5つのパーツが必要です。その中でも最も重要な役割を担うのが「戦略」であり、それを実行に移すために必要なのが「プロセス」となります。

「ツール」は必要なパーツの1つにすぎませんが、多くの中小企業では「ツールありき」の発想になりがちです。そのため、事業の展開が「特定のツールありき」になってしまうことがあるため、注意が必要です。

「戦略」とは?

「あるべき姿」へ到達するためのロジックの明確化

「戦略」とは、あなたの事業を取り巻く市場、潜在顧客、競合などを俯瞰し、会社の「強み」から、「勝負のカギ」と「選択肢」を見極め、リスクの分散を考慮しながら、複線的な「絞りと集中」によって、所定の時間軸内であるべき姿へ到達するためのロジックを明確化することです。 

なお、メディア(新聞やテレビ)では「戦略」という表現をよく使っていますが、それらの多くは「戦略」ではありません。単なるアイデアや方針などを「戦略」と表現しているケースが多く見受けられます。

正しい戦略を策定するためには、市場分析や競合分析などの情報収集が必要であり、会社の内外を俯瞰する視点が求められます。

「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」の究極の目的は何ですか? 

より早く成功パターンを築いて利益を上げること

事業を成功させるためには、経営者は「顧客の満足」と「自社の利益」の両方を満たすことに取り組む必要があります。

「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」の目的は、「現状」から「あるべき姿」への到達であり、その過程で顧客の満足を最大化し、自社の利益を最適化することを目指しています。究極の目的は、利益を上げることにあります。

伴走支援の「伴走」とはどういうことですか?

一緒に汗をかき、事業に踏み込むハンズオン型のサービスです

当社は、クライアント企業に戦略を立案して方向性を示すだけではなく、社員と共に事業に取り組み、実践的な支援を行います。

「伴走」とは、中小企業にありがちな「何を、どこから、どのように進めていけば良いのかわからない」「頭ではわかっているけど、実行できない」「なかかか実行しない」という障壁を克服するため、クライアント企業の社員と一緒に汗をかき、事業に踏み込むサービスを提供することを意味します。 

例えば、クライアント企業がプロモーションの一環としてイベントを開催する場合、企画、運営、メディア対応など、必要な業務に対して共に取り組みます。アドバイスするだけでなく、企画から運営までを一緒に担当することで、クライアント企業の実行力をサポートすることができます。 

なお、国(経済産業省)が推進している伴走型支援の事業のように、対話と傾聴を通じて「気付き」を導くというコーチングのような意味合いとは異なります。

目的達成までのロジックを簡単に教えてください 

大きく4つのステップがあります

1.事業の「見える化・体系化・仕組み化」
2.打ち手の「見える化」と「実行」
3.小さな成功パターン
4. 成功パターンの水平展開

まず、顧客戦略を明確にします。その上で事業の成果をシンプルな方程式で表現できるようにします。そして、事業の可視化、体系化、仕組み化に取り組み、サイエンス的に事業を分析します。

これにより、「どこに力を入れるべきか?」が明確になり、次の打ち手が見えてくるようになります。 

このアプローチにより、経営者や担当者はやみくもに打開策や改善策を考え出すのではなく、事業全体を俯瞰した上で、優先順位の高い取り組みや後回しにしても良いこと、やるべきこととやらないことが明確になります。

もちろん、試行錯誤は必要ですが、正しい打ち手を講じることで成功パターンを早く築くことができます。また、このロジックを水平展開することで大きな利益を上げることができます。

ただし、最終的な目標を達成するには、中間目標を全てクリアする必要があります。そのためには、中間目標の達成を妨げる障害を克服しなければなりません。

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