戦略とプロセスを明確化した事業デザイン:
自らに選択肢があることを知りながら「できない」を「できる」に!
【関口のつぶやき、感じたこと 095】
2024年 6月 15日(土)
こんにちは、関口です。
「55歳からのリアルな働き方」(かんき出版)という書籍を読みました。この本は、これからの時代において、自分の経験や才能を活かして働くことで稼ぐことを提唱し、そのためのステップを紹介しています。
多くの人が自分自身に内在する才能に気づいていないという現実を指摘し、眠っている宝物に目を向ける重要性を強調しています。しかし、自分の才能に気づき、それを活かすためにはどのようにすればよいのでしょうか?
この本では、そのためのステップが4つに分けて示されています。ここからは、そのステップを順に見ていきましょう。
ステップ1:見える化&分解する
最初のステップは、「見える化&分解する」です。これは、あなたの持つ知識・スキル・コンピテンシーを明らかにすることを意味します。自分の強みや経験を具体的に書き出し、分解して整理することで、自分自身の価値を再認識し、他者に伝えやすくします。
ステップ2:キャリア戦略
次のステップは「キャリア戦略」です。ここでは、以下の4つの選択肢から自分に合ったものを選ぶことになります。
ステップ3:収入戦略
三つ目のステップは「収入戦略」です。ここでは、希望する収入の目標を設定します。具体的な金額を明確にすることで、目標達成に向けた計画を立てやすくなります。
ステップ4:出口戦略
最後のステップは「出口戦略」です。身の振り方を考え、今後のキャリアパスを決定します。具体的には、以下の7つの選択肢が提示されています。
このように多岐にわたる選択肢から、自分に最も合った道を見つけ出すことが重要です。
以上の通り4つのステップを紹介しましたが、個人的には、この本の内容は55歳に到達するまで同じ会社で働き続けた人を対象に書かれたものだと感じました。何度か転職を繰り返したことがある人や起業・独立を経験したことがある人にとっては、既に考え尽くした内容が多く、当たり前に感じる部分が多いかもしれません。
特に、日頃から悩みや考えを深めている人にとっては、ステップ4の「出口戦略」に早々に行き着くことが多いでしょう。問題の本質は、「それで本当にやっていけるのか?」という点であり、仕事を獲得するための方法や市場の実態(厳しさ)についての情報が、実際には最も重要なのではないかと感じました。
例えば、セミナーや研修講師、コンサルタントとしての起業は、自分で決めればよいことですが、問題は仕事をどのように獲得するかです。
その前に、どのような顧客に対して、どのような価値を提供すべきか?そのために、どのようなサービスを、どのような方法で提供すべきか?こういった問題がクリアできなければ、ステップ3の収入戦略で希望する収入の目標を掲げたところで、絵に描いた餅になってしまいます。
そうならないためには、具体的な案件の獲得方法や市場の現状を理解した上で、戦略的にプランニングすることが成功への鍵となるでしょう。
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