【サブテーマ3】

ストーリーテリングとメディア活用で飛躍する:ブランド力を高めて市場での存在感を強化する

このサブテーマで戦略プロセス経営実践会が提唱するのは『自社独自のストーリーづくり』と『それを活かしたメディア戦略の展開』です。

重要なのは、他にも選択肢がある中、『選ばれる存在』になることです。単に価格の安さで選ばれるのではなく、価値ある存在として認知されることが求められます。

そのためには、まず顧客に深くアプローチし、認知度を高める必要があります。資金力が潤沢な企業は大金を投入して大々的に広告宣伝することができますが、中小企業は自社の限られたリソースでどう戦略的に認知を獲得すべきかを必死になって検討しなければなりません。

そこで当会が提案するのが、『自社独自のストーリー』を活かしたメディア戦略です。メディアというテコの活用を、自社のマーケティング戦略に組み込むことです。

しかも、顧客に向けたアプローチが単発的でなく、戦略的である必要があります。そして、誰が顧客で、彼らが何を価値としているのかを理解した上で、適切なメッセージを、ブレることなく、適切なタイミングで届けることです。

メディア露出の(一部)紹介

中国CCTV│国際英語ニュース番組にインタビュー出演

NHK│NEWS WEBにスタジオ生出演│橋本菜穂子アナと元陸上選手の為末大氏と

テレビ東京│マネーの羅針盤にスタジオ生出演│塩田真弓キャスターらと

顧客に響くストーリーを使った魅力的な訴求を

顧客へのアプローチ:認知度向上が成功のカギ

自社の商品やサービスを広く知ってもらい、ブランド力を高めたいとお考えではありませんか?

そのためには、まずターゲット顧客に自社を認知してもらうことが重要です。ただし、その前に「誰が顧客なのか」を明確にし、彼らがどのような価値を求めているのかを理解することが不可欠です。

商品やサービス、さらには企業自体の認知度が高まることで、競争力が向上し、成長が加速します。

例えば、同じ大学の経営学部の教授であっても、メディアへの露出が多い人には、講演や執筆、社外取締役への就任といったさまざまなオファーが舞い込み、活動の幅が広がります。

同様に、メディア露出が多い企業や個人も、業界内でより多くのビジネスチャンスを得ることができます。

ストーリーで訴える:顧客への真の訴求

多くの企業の社員が陥りがちな誤りの一つは、自社製品・サービスの機能面ばかりを強調してしまうことです。

しかし、顧客にとって重要なのは、その商品がどのように自分の生活やビジネスに利益(ベネフィット、すなわち実際に得られるメリット)をもたらすかという点です。カタログや仕様書に書かれた機能の説明だけでは、顧客の心には響きません。

ですから、製品の『機能』を単に伝えるのではなく、それを『利点』(その機能によって得られる有益な効果)に変換し、さらにその利点を『感情的なメリット』(顧客が感じる喜びや満足)として伝えることが大切です。

顧客が実際に感じる具体的な満足感や解決策を伝え、顧客の体験に結びつけたストーリーを作り上げることで、本当に必要な価値を伝えることができます。これは単に『機能面』のメリットを強調するだけではなく、顧客の感情や生活に訴えかけるアプローチです。

価値はストーリーで伝える:共感を呼ぶ商品訴求

商品の価値をアカデミックな(学問的で専門的な)表現で伝えても、多くの顧客には響かないものです。

特に、専門家以外の人々にとっては、難しい用語や技術的な説明では理解しづらく、印象に残りにくいのです。

そこで、ストーリー(物語)の形で伝えると、顧客の記憶に残りやすくなります。ストーリーは、単なる機能説明を超えて、顧客の共感を呼び起こし、商品の価値を強く印象付ける効果的な手段となります。

現代社会では、私たちは毎日膨大な量の情報に接しており、そのほとんどは記憶に残りません。だからこそ、商品の価値を顧客に覚えてもらうためには、ストーリーを使って訴求することが重要なのです。

ここでは青汁の販売を考えてみましょう。『国産の大麦若葉を使用』や『食物繊維が〇倍含まれている』という説明だけでは、顧客に強い印象を与えることができないはずです。

顧客に価値を伝えるためには、単に数字や機能を伝えるのではなく、顧客の生活や悩みと関連付けたストーリーで訴求する必要があります。

例えば、青汁がどのように健康の悩みを解決したか、あるいはその商品が顧客の生活をどのように改善したかという『感情的な体験』をストーリーにすることで、より強い共感と価値を伝えることができます。

下記は、一般的な事例となりますが、当会が提唱するのは競合他社にはマネできない「自社独自のストーリーづくり」となります。これを最大限に活用するのです。

奇跡の物語: 66歳が変えた人生と健康

  1. 今ではとても健康で元気いっぱいの66歳のAさん。トライアスロンに毎年5回参加しています。彼の健康的な生活には秘訣があります。
  2. 「実は…」と話が過去に戻ります。「60歳の時は生死の境をさまよう健康状態でした」。
  3. その原因は、ある病気がきっかけでした。突然の病気で、暗闇に閉じ込められるような毎日が始まりました。辛い経験をしたAさんは人生を諦めて、自らの命を絶とうと考えたこともありました。
  4. そんな苦しい時期に救ってくれたのは、ある「出会い」でした。それは、妻からの勧めで試したある健康飲料でした。
  5. 最初は半信半疑でしたが、試しに飲んでみたAさん。日々の習慣として摂り続けた結果、半年後には健康面での悩みが殆どなくなり…。
  6. 今では、以前の苦しみがウソのように元気になり、トライアスロンの練習に励む日々を過ごしています。66歳にもかかわらず、将来の目標としてハワイで開催される国際大会に向けて、毎日2時間のトレーニングに励んでいます。「生涯健康!」「生涯トライアスロンに挑戦し続ける!」という強い信念を持っています。
  7. 実は、このAさんの生活を変え、日々の健康を支えているのが、熊本産の大麦若葉を使った□□□(商品名)です。□□□は〇〇大学農学部の〇〇博士によって開発されました。
  8. あなたもぜひ始めてみませんか?
  9. お申し込みは○○〇〇までにお願いします。特典として、今日お申し込みいただいた方には、もう1箱を無料でプレゼントいたします。
  10. さらに、今日中に注文された方には、非売品の〇〇〇を特別にプレゼント致します。
  11. 今すぐお申し込みください。

顧客にとってどのような価値があるのかを伝える際に、ストーリーテリングは非常に有効なのです。青汁のテレビ通販番組の宣伝については、基本的な売り方は20年以上前からほとんど変わっていません。

多くは前述のようなストーリー構成になっているのです。

オンライン相談・診断サービス

「オンライン相談・診断サービス」は無料です。毎月4社限定で提供しています。お気軽にご利用いただけます。

ご質問に回答する相談(アドバイス)、および/または、事業の戦略面をチェックする簡易診断のサービスを受けることができます。

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メディア活用で飛躍する:ブランド力を高めて市場での存在感を強化する

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