【関口のつぶやき、感じたこと 094】 

2024年 4月 14日(日

  • 自治体事業
  • 自治体市場
  • 先行事例
  • 前例踏襲主義
  • 全国展開

こんにちは、関口です。

自治体市場への参入は、中小企業にとって大きな魅力がありますが、同時に挑戦も伴います。この市場には多様な魅力があり、安定した需要が見込めます。その一方で、参入障壁や厳格な規制などのハードルも存在します。

このコラムでは、自治体事業の持つ可能性と直面する具体的な課題について、掘り下げていきます。また、自治体市場への参入を検討する企業が、より戦略的な判断を下すための支援を目指しています。

自治体事業の魅力

自治体市場への参入における最大の魅力は何でしょうか? それは、小さな中小企業であっても全国に展開できる可能性があることではないかと私は考えています。

日本国内には1,700を超える市町村が存在し、それぞれが似たような業務に取り組み、同じような課題を抱えています。一つの自治体で成功したプロジェクトや政策などは、他の自治体での応用が可能であることが多く、ある地方の事例が全国的に影響を及ぼす可能性があります。

しかも、多くの自治体担当者は、他地域での先行事例を積極的に参考にし、その成果を自分たちの地域にも適用しようと考えます。このような姿勢が、先行事例の広範な共有と応用を促進し、一つの地域での実績が他の多くの自治体へと展開される大きな機会を創出しています。これは中小企業にとって、全国の自治体にアクセスする大きなチャンスとなります。

直面するハードル

一方で、自治体市場への参入は時間が掛かりすぎるプロセスという大きなハードルに直面しています。迅速な意思決定が可能な民間の中小企業と異なり、自治体の決定プロセスは極めて遅いです。これにより、中小企業の経営者の中には、「投資した費用を回収するまでの期間が長すぎる」と感じることが少なくありません。

さらに、役所の職員の中にはまだ前例踏襲主義が残り、新しい取り組みに対する抵抗感が強いことがあります。職員が2~3年毎に異動するシステムは、新しい事に取り組むリスクを避ける傾向を強め、これが結果として意思決定の保守化を促進していると私は考えます。

自治体市場への参入は、その規模と影響力から大きな可能性を秘めています。小さな中小企業であっても、ニッチな分野で参入すれば全国展開が可能です。しかし、その成長を阻む課題も無視できません。これらの課題に対する理解と計画的な対策が、中小企業が自治体市場を効果的に開拓するカギとなるはずです。

タイミングを見極め、勇気を持って初めの一歩を踏み出すことで、全国的に事業を拡大することができ、その成果が民間の市場開拓にも良い影響を及ぼす可能性があります。

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