【関口のつぶやき、感じたこと 070】 

2022年 9月 4日(日

  • 2025年日本経済再生戦略
  • 成毛眞
  • 冨山和彦
  • カイシャ社会主義
  • 新しい資本主義

こんにちは、関口です。

前回に引き続き、今夏に読んだ「2025年日本経済再生戦略」という書籍に書かれていた、著者の成毛眞さんと冨山和彦さんの主張について一部を紹介します。

前回のコラムでは、「同質的・固定的なメンバーによる年功的ビジネスピラミッド組織」「企業内共助社会システム」といった昭和のシステムがまだ残っており、なかなか新陳代謝が進まない現実について述べました。

本の中では、「昭和の日本型資本主義」や「カイシャ社会主義」という表現が使われており、昭和的な大企業の存在が、新陳代謝を遅らせているかのように書かれていました。

しかし、個人的には、最も昭和的でそこから抜け出せないのは、大企業よりもむしろ行政機関(役所)と、そこからの委託事業でご飯を食べている公益法人のような団体ではないかと思います。

本には「昭和のシステムがイノベーション競争の時代、個人の才覚・発想がモノを言う知識集約化時代に対応できず、経済全体、国民全体が相対貧困化したことがいろいろな問題を引き起こしている」と書かれていました。でも、民間よりも、むしろ役所(行政機関)が変わってかないと、ますます日本が先進国の中で取り残されていくのでは?

 労働者の賃金がこの20年、30年もの間、あまり増えていないことから「日本が貧しくなった」とよく言われます。先日、TVをみていたらこの夏に海外旅行を楽しんだ人が、円安の影響もあってか、「東京のビッグマックは、タイのバンコクどころか、ベトナムのホーチミンより安いので驚いた」と言っていました。

今後、日本はどこへ向かっていくのでしょうか? 個人として、どうすれば良いのでしょうか?

 本には次の通り書かれていました。 

100%自己責任の時代」「個人の時代」であり、「昭和的なもの」から自由になって自分勝手に生きる。それが現代において個人の豊かさや幸せを叶えていく方法であると思う。

また、岸田政権が「新しい資本主義」というフレーズを掲げていることもあり、この国の「新しい資本主義」を始動する第一歩について書かれていました。それは、政府、会社、学校、運動部、いろんな次元で昭和なモデルに縛られてきた多くの日本人が、まずはその呪縛から解き放たれることだそうです。

岸田政権が掲げる資本主義の実現には、「成長と分配の好循環」が大切とあります。「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした新しい資本主義を実現していくために、新しい資本主義実現本部まで設置しました。

成毛さんや冨山さんの主張はかなり異なります。

 国や会社が提示する「新しい資本主義」像に頼らず縛られず、自らの好き嫌いに正直に生きることこそが「新しい資本主義」がうまくいく鍵となると書かれていました。

また、「専業サラリーマンは昭和の遺物である」と述べていたお二人は、「個人として何をすべきか?」という点について、次の通り述べていました。 

一番大事なことは政府や会社のせいにしないで、私たち自身が自己トランスフォーメーションを行って好きなことをやっていくことを、その前提として好きなことの選択肢自由な発想で広げること、さらに好きなことを「仕事」にするために自分自身のスキルを合理的な努力で鍛え上げること。

100%自己責任の時代」とは「個人の時代」であり、「昭和的なるもの」から自由になって自分勝手に生きる。それが現代において個人の豊かさ、幸せを叶えていく方法であるとのことです。

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