【関口のつぶやき、感じたこと(生産性向上など)025】 

2019年 6月 14日(金)

  • 新規事業立ち上げ
  • リーン生産方式
  • 革新会計
  • 虚栄の評価基準

こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。

 エリック・リースの『リーン・スタートアップ』という本を半分ほど読み終えたところです。副題が「無駄のない起業プロセスでイノベーションを生み出す」となっていますが、この本では新規事業立ち上げの生産性や成功率を飛躍的に高めようということがテーマです。

『リーン・スタートアップ』は「リーン生産方式」を参考に生み出されたアプローチです。リーン生産方式は、トヨタ自動車の生産システムを基にアメリカの大学が体系化したもの。アメリカの大学でオペレーションを専攻した私は大学生の時にそれを学びました。

この本から学ぶべきことは沢山ありますが、本日は私が特に面白いと思った点を1つ紹介します。それは従来の管理会計や財務会計とは異なる「Innovation Accounting(革新会計)」というアプローチです。

ダイレクト・レスポンス・マーケティングを勉強し、マーケティングファネルなどの概念を理解している人であれば、特に斬新には感じないかもしれませんが、私なりにかなり噛み砕いて説明すると、「結果」の数字を見て判断するのではなく、そこに至るまでの途中経過に注意を払うアプローチです。

著者は「虚栄の評価基準は捨て、その代わり、事業や学びの中間目標の判断に使える評価基準を採用すべきである」と述べています。また、著者はそれを行動につながる評価基準(actionable metrics)と呼んでいます。

ちなみに、虚栄の評価基準の例として、本の中では「総顧客数」があげられていました。仮に時間の経過と共に総顧客数が増えていても、本当のところがわからないのです。だから、虚栄という表現を用いたのではないかと思います。

なお、私が運営している戦略プロセス経営実践会では、「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」の支援を行っているのですが、行動につながる評価基準を使う点などは私が指導している内容とかなり重複しているなと感じました。

この本から学んだ他のことについては改めて紹介します。

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