【経営コンサルタント001】 

2016年8月10日(水)

経営コンサルタントの稼ぎ方は実に多様化しています。

一般的には、企業に訪問して数時間から半日ほど滞在して事業の支援をすることによりお金を請求するスタイルがコンサルタントの稼ぎ方ですが、実際には様々です。

例えば、短時間の訪問ではなく、ITコンサルによく見られますがまるで期間限定の派遣のように社内に常駐している人がいます。また、訪問以外にも電話相談やメール相談などのコンサルもありますが、ICT技術の発展に伴い、今後はさらに多様化していくはずです。

 

さらに、「コンサルティング」という表現が非常に曖昧なこともあり、「研修講師」の方の多くも「コンサルティングしています!」と主張しているのが実態です。つまり、研修講師の仕事もコンサルティングに含まれてしまっているのです。

 

面白い点は、「経営コンサルタント」といっても皆が皆、フルタイムでコンサルタントの仕事に就いているわけではないことです。例えば、定年退職後に、年金だけでは足りないので生活費の不足分を補てんする目的で、がつがつせずにノンビリと構えながらコンサルタントとして仕事をしている方も少なくありません。

資金ゼロでも、税務署に紙っぺらを提出すれば即開業できるので退職後にコンサルタントと称して活動する方が大勢いるのです。

 

また、近所の小売店や事務所などでパートの仕事を探す場合、フルタイムで働いても月給20万円ほどしか稼げないのが現実です。そこで、専業主婦として毎日の生活を送りながら、月に2-4日だけコンサルティングの仕事をして20万円を超える収入を得ている方もいます。

コンサルタントの仕事であれば1回の訪問で10万円以上の稼ぎになる一方、ルールやパターンさえ覚えれば誰にでもできる単純な事務業務や軽作業のパートではフルタイムで働いても月にせいぜい20万円ほど。

コンサルタントの仕事は単価が高いので、(仕事の獲得さえできればですが・・・)月に数日の労働でフルタイムのパートの稼ぎをすぐに上回ることができるのです。

しかし、現実は大変です。「経営コンサルタント」と名乗って立派なホームページに「月1回訪問、計12回訪問、計360万円」などと料金を公開していながら、日頃は全く別の仕事で生計を立てている人も少なくないからです。まさに、経営コンサルタントを名乗って活動していながら、実は「本業は別にあり!」の状態です。

そういう人の場合、経営コンサルタントの仕事獲得については「たなぼた」を期待しているにすぎず、実際には「コンサルタントの仕事がアルバイト」になっているのです。

 

同じことの繰り返しですが、次のような人も少なくないようです。

例えば、「経営コンサルタント」と称し、先の例のように「計12回訪問、360万円」などと高額なフィーをホームページ上で案内し、独立して丸1年経過しているのに1件の仕事すら取れない人です。こうなると時間の経過と共に経済的に困窮し、生活が破綻してしまいます。

そんな最悪な事態を避けるために、平日にコンビニや予備校講師、夜になったら運転代行、週末には日雇いで住宅展示場のプラカード持ちなど複数のアルバイトを掛け持ちしながら収入を得る一方で、「コンサルタントとして仕事が取れる日」を、紹介会社や公的な支援機関などに登録して首を長くして待ち望んでいる人も少なくないのです。

経営コンサルは実に多様化していますね。次の記事・「コンサルタントのウソ」はこちらから!

経営コンサルタントには専門や業種別に様々な方がいますが、このように稼ぎ方、仕事の有る・無いも実に多様化しているのです。

政府は、今年になってから「働き方改革実現会議」を設置しました。これまでの日本では正社員として1つの会社にだけ属す働き方が当たり前というか主流であり、それが「良い!」と見なされてきました。

しかし、今後、独立したコンサルタントの如く、人々の働き方が多様化していくはずです。本業が2つ、3つあるという人も珍しくなくなるでしょう。

1.関口のつぶやき、感じたこと(生産性向上など)