【関口のつぶやき、感じたこと 071】 

2022年 9月 11日(日

  • 定年後
  • 小さな仕事
  • 人生100年時代

こんにちは、関口です。

『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』というリクルートワークス研究所の30代の研究員・坂本貴志さんの本を30分くらい掛けて飛ばし読みしました。

著者の主張を一言でいうと、「小さな仕事」が日本社会を救うというタイトルにある通りです。定年後は「小さな仕事」に就くことが幸せとのことです。

この本には、1つ前のコラムで紹介した「2025年日本経済再生戦略」という書籍の著者である成毛眞さんと冨山和彦さんの主張と共通点があると感じました。

成毛さんと冨山さんの本では、特に大企業に残っている「同質的・固定的なメンバーによる年功的ビジネスピラミッド組織」など、昭和的なシステムが新陳代謝を遅らせる原因になっているとの指摘でした。つまり、彼らは昭和からの脱却を提唱しているのです。

 『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』の著者・坂本さんの主張については、「昭和的な発想からの転換が、定年後に幸せな生活を送れるかどうかを大きく左右する」と、私は解釈しました。

昭和的な発想とは、「他者との競争に打ち勝って、偏差値の高い高校→大学を出て、名のある大企業に入り、高い役職を得るというキャリアを一心に追い求め続けること」が望ましいと考えることです。

本の中には次の通り記してありました。

定年後もそうした働き方を追い求めることが本当に自身にとって望ましいことかと考えると、実はそこまでの働き方は必ずしも必要でないということも多い。自身の頭で考えぬけば、必ずしもそういった働き方がキャリアのすべてではないと気づく瞬間が、誰しも訪れるものである。

「自分のキャリアに対する考え方は間違っていたのでは?」と自問自答するタイミングは人によって異なりますが、誰もが「間違っていたこと」に気づく時期が訪れるとのこと。著者が勤務するリクルートワークス社の調査によると、仕事に関して最も思い悩む年齢が50代前半だそうです。仕事に何を求めるかという観点でみたとき50代は大きな転機になる年齢なのです。

 本には次の通り記されています。

なぜ人は50代で仕事に対して意義を失い、迷う経験をするのか。これはつまるところ、定年を前にして「高い収入や栄誉」を追い求め続けるキャリアから転換しなければいけないという事実に、多くの人が直面しているからだと考えられる。他者との競争に打ち勝ち、キャリアの高みを目指したいという考え方をどのようにして諦めることができるか。それが、定年後に幸せな生活を送れるかどうかを大きく左右するのである。

現代は人生100年時代と言われています。定年後の人々をとりまく環境も大きく変わっています。テクノロジーの進展によって、仕事のやり方が数年で変わってしまうことも珍しくなく、何かと変化の激しいVUCAの時代が続きます。

そんな中、成長だけを追い求め続ける働き方はどこかの段階で必ず立ちいかなくなるとのことです。「これまで仕事において大事にしていた考え方を捨てることができなければ、こだわりはむしろ精神的な重荷になってしまう」と著者は述べています。

誰もがその時々の状態に合った「小さな仕事」に従事しながら、無理のない仕事と豊かな消費生活を両立させるのが理想だということです。

今、定年後の働き方の主流は、正規雇用の職を辞し、非正規やフリーランスとなって働き続けることです。しかし、著者は「大企業で高位の役職に就いていた人などにとっては、このような小さな働き方はブライドが邪魔して前向きに受け止められないかもしれない」と心配しています。

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