戦略とプロセスを明確化した事業デザイン:
自らに選択肢があることを知りながら「できない」を「できる」に!
【関口のつぶやき、感じたこと 049】
2020年 7月 23日(木)
こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。
遠藤功氏の『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』という出版されたばかりの本を購入し、読み始めました。この本の第3章にある『コロナ後に、「仕事」はどのように変わるのか』というセクションに次の記載がありましたので、そのまま転記します。
いまこそ、「昭和のモデル」をぶっ壊し、「新たなモデル」にシフトにしなければ、会社そのものがもたないほど、日本企業は窮地に追い込まれている。
ポストコロナの大変革に必要なのは、「新たな価値の創造」と「効率性の飛躍的向上」の両輪である。
過去の延長線上にない不連続の「新たな価値の創造」と「効率性の飛躍的向上」の両方を早期に実現できなければ、日本企業はコロナとともに沈むだけである。
「昭和のモデル」をぶっ壊し、「新たなモデル」にシフトにしなければ、…とありますが、戦略プロセス経営実践会では、販売事業者に対して古いやり方をぶっ壊し、「新しいビジネスモデル」にシフトすることをおすすめしています。
その内容は、「メーカーに代わって商品を売る」という考え方、あるいは、自社が売りたい製品の「単発的な売り切り」をぶっ壊し、より顧客を中心に考えた、より顧客の問題の本質を解決する「新しいビジネスモデル」で事業を展開することです。
実は、この7月に販売事業者向けの支援テーマを変更しました。事業内容は何も変えていませんが、「見せ方」を変えました。次のような表現を前面に押し出すことにしたのです。
メーカー寄りの「販売代理店」から顧客目線の「購買代理業」へ。単発的な売り切りから、トータルなソリューションの提供へ。
殆どの販売事業者はいまだに自社が売りたい製品を一方的に売りつけようとしています。「メーカーに代わって売る」という発想なのです。この発想をぶち壊して、より顧客を中心に考えた、より顧客の問題の本質を解決する「新しいビジネスモデル」へのシフトを提唱しているのです。詳しい内容を知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
この「新しいビジネスモデル」では、顧客側に「新たな価値」を提供することになります。あとはそれを効率的に行えば良いのです。そうすれば遠藤氏が指摘する「新たな価値の創造」と「効率性の飛躍的向上」の両輪を満たすことができます。
遠藤氏の本の冒頭には「現時点で、コロナ後の世界がどうなっていくのかの全貌を予測するのは時期尚早だ。それほど、コロナのインパクトは広範囲に及び、複雑で、根深い。しかし、コロナ後に確実に起きる変化を、ある程度読み解くことはできる」と書かれています。
コロナ後に確実に起きる変化を、ある程度読み解いた上で、「古いモデル」をぶっ壊し、「新たなモデル」にシフトしなければならないのです。
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