【関口のつぶやき、感じたこと 069】 

2022年 8月 31日(水

  • 2025年日本経済再生戦略
  • 昭和型成功モデル
  • トランスフォーメーション

こんにちは、関口です。

今夏、「2025年日本経済再生戦略」という書籍を読みました。これは1990年代に日本マイクロソフトの社長を務めていた成毛眞さんと、メディアによく出演される冨山和彦さんの共著です。

この本を読んで伝わってくるメッセージは、一言で表すと「昭和のままではダメ!」「変わらなければダメだよ!」ということです。「耐用期限切れの昭和型成功モデルが新陳代謝を妨げる」とある通りです。

そのことを示す文章をいくつか、以下の通りそのまま引用します。

  • 組織に従順に生きて好転するような時代ではない。「国のため」「会社のため」という価値観も、とっくに脱却しているべき昭和の遺物なのだ。
  • 日本の大量生産・大量販売ビジネスモデルは、同質的・固定的なメンバーによる年功的ピラミッド組織で運営されてきたので、大量の中間管理職を必要としてきた。・・・この昭和モデルが消滅していく過程で、中間管理職として組織を支えてきたホワイトカラーの仕事が激減する。

「同質的・固定的なメンバーによる年功的ビジネスピラミッド組織」という表現は、冨山さんの確か「コロナショック・サバイバル」という本にも記載されていました。当時、「ニッポン株式会社」の特徴を捉えた、なかなかいい表現だなと感心したことを覚えています。

ところで、10年くらい前からダイバーシティという言葉をよく耳にするようになり、IT企業などでは外国籍の従業員をよく目にするようになりました。しかし、昔ながらの大企業には、いまだに国籍はもちろんのこと、学歴(出身大学)などが同じような同質的な社員が集まります。それに、転職に対してまだマイナス的に捉える人も年配層には多く、社員の入れ替わりが限定的。だから固定的なメンバーの集まりになってしまうのです。

また、「昭和のままではダメ!」という主張に関連しますが、「企業内共助社会システム」や「企業内共助の仕組み」という表現が気になりました。これについては、企業が個人を保護することを意味しています。年功序列や終身雇用によって、企業が個人の雇用を保証するだけではなく、生活や退職後の人生までを保障するということです。

このように、昭和を引きずった産業構造、社会構造などが残っているために、なかなか新陳代謝が進まないとのこと。それがお二人に共通する主張です。

ではどうすべきでしょうか? 

個人については、覚悟を決めて自己トランスフォーメーションに取り掛かることと書かれていました。要は「学び直し」が必要ということです。「中間管理職として組織を支えてきたホワイトカラーの仕事が激減する」とありましたが、まさにリスキリングが求められているのです。新聞などに目をやると「旭化成が2024年度までにデジタル人材を21年度の10倍の2500人に増やす」などの記事を目にする機会が増えましたが、リスキリングの時代だからです。

企業については(個人も)、「人々がどんなものに価値を見出し、何にお金を払うのか」というビジネスの原点に立ち返ることが必要だと書かれていました。時代が変われば、付加価値のありようも変わるのです。変化が加速していく現代においては、「では、今はどうなんだろう?」と常に考える必要があるとのことです。

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