戦略とプロセスを明確化した事業デザイン:
自らに選択肢があることを知りながら「できない」を「できる」に!
【関口のつぶやき、感じたこと 043】
2020年 4月 18日(土)
こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。
新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていますが、「これはいつまで続くか?」「収束後はどのように世界が変わるのか?」といった類の情報を発信する人が増えてきました。そこで、本日はコロナの早期収束を願いつつ、「ビジネス環境が今後、どのように変わっていくのか?」ということについて、色々と予測している人達の意見をまとめ、経営者向けに紹介いたします。
まず、感染拡大の収束時期については、意見がバラバラです。ただし、今月はまだ拡大が続き、6月頃にピークを迎え、7月以降に一旦収束すると予想している人が多いと思われます。また、一旦収束しても、遅かれ早かれアフリカなどで感染が広がると同時に、感染拡大の第二波・第三波が日本にもやって来るとのこと。結局のところ、世界的に収束するのは来年の春以降になると見ている人が多いかと思います。
また、今回のコロナ騒動の結果、世界的に景気が大きく後退し、世界恐慌が起こると多くの人が断言しています。今はまだ何とか持ちこたえていますが、残念ながら時間の経過と共に今後、国内では資金繰りに苦しむ企業が続出。倒産やリストラの話題がかなり増えてくるはずです。しばらくの間は事業をダウンサイジングしながら、資金が行き詰まらないようやっていくしかないようです。
さらに、世界的な中国排除の加速化やグローバリズムの終焉を予想する意見も多く見られます。
次に、アフターコロナの世界はどうなるのでしょうか?
これについては、今のように「気をつける」「3密を避ける」ということが当たり前の社会になると意見する人が多くいます。なぜなら、コロナ収束後も引き続きウイルス感染のリスクが常にあるからです。
だから、今盛んに言われている「3密」に該当するような事業を展開している経営者は、今までと同じやり方では通用しない・生き残れないということ。例えば、100名、200名もの人を会場に集めて講演するような形態は、これから受け入れてもらえないでしょう。
また、3年くらい前からデジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉をよく耳にするようになりましたが、コロナ騒動をキッカケに今後、あらゆる業態においてIT化・デジタル化がこれまで以上に速いスピードで進んでいきます。実際に、この1カ月くらいの間だけでも多くの職場においてオンライン化が一気に進みました。TV番組では、コメンテーターが自宅などスタジオの外からオンラインで討論に参加しているケースをよく目にするようになりました。
ちなみに、今春、5Gが本格的にスタートしました。本来ならメディアで大きく取り上げられたはずです。ところが、朝から晩までどこを見てもコロナ一色になってしまいました。
最後に、ある人が配信している動画の中で紹介していたことを紹介します。それは、これから世界が大きく変わるに際し、事業者が生き残るために必要なことが3つあるとのこと。
1つ目は、世界恐慌で経済規模が縮小していく中、生き残るためには何かと事業の「縮小」が求められるとのこと。これには、人を減らす、事務所を手放すなどの取り組みが該当します。2つ目は「オンライン化」です。これまで対面することが当たり前だったことでもオンライン化させるべきとのこと。そして3つ目は「夢を売る」です。高額品は売れなくなりますが、どんなに貧しくても夢を持ちつづけたいのが人間の心理です。
繰り返しますが、サバイバルに必要な3つとは「縮小」「オンライン化」「夢を売る」でした。
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