戦略とプロセスを明確した事業デザイン
【関口のつぶやき、感じたこと(生産性向上など)021】
2019年 5月 12日(日)
こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。
数年前に読んだ『30ポイントで身につく!「戦略シナリオ」の技術』というPHP研究所から出版された本を10分くらいで、さっと読み直しました。
冒頭に「学術的なアプローチよりも、現場の実践的なアプローチを重視して執筆しています」と書かれていましたが、確かに小難しい経営戦略論の書籍よりもはるかに読みやすく、わかりやすかったです。
この本には「戦略とは何か?」ということについても、次の通りわかりやすい説明がありました。
また、本の中には、ロードマップについての説明がありました。これは、縦軸、横軸に自社が大切にする「軸」を設定し、斜めに時間軸を通す。そして、その時々の「ありたい姿」を具体的に示す。ミッション、ビジョンを実現するための道筋を描く…。つまり、ビジョン(目標)を固め、そこに到達するまでのロードマップを描くということです。
戦略プロセス経営実践会では、「新しいテクノロジーを使った製品(新しいツール)を導入しようとする中小のサービス産業(小売業、飲食サービス業、宿泊業、医療、介護、教育など)」を支援していますが、ロードマップを描くというアプローチについては、新しいツール(ITツール、ロボットなど)を活用しながら、業務プロセスの改善を行って行く際にも必要なのです。
つまり、「当社はどうなりたいのか?」という「ありたい理想の姿」を明確にした上で、そこに到達するまでのロードマップが必要であり、そのマップ上に新しいツールの活用方法を組み込むのです。
少し話が難解かもしれません。
最後に、今回紹介した本には、「全くその通り!」という文がありましたので、紹介します。それは「分析ではなく、実行を重視する」ということです。
「環境分析重視ではなく、想いや執念を持ちながら、いかに実行するかを重視すること」『「できるか、できないか?」を考えるのではなく、「とにかくやる。そのためにはどうするか?」の発想の転換を図ることです』との記載がありました。
その通りだと思いました。
「成功パターン」をつくるためにと題して経営者や事業の責任者にお届けするコラム。6つのテーマに分けてお届けします。