戦略とプロセスを明確化した事業デザイン:
自らに選択肢があることを知りながら「できない」を「できる」に!
【関口のつぶやき、感じたこと019】
2019年 5月 3日(金)
こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。ついに令和という新しい時代が幕を開けましたね。
YouTubeを駆使して露出を増やし、ここ1~2年の間にメジャーになった、ある講演家の人が飲食業界の人たちを前に話していた内容を、先日YouTubeで視聴したので紹介します。
この人の会社では「遊ぶように働く」を信条にしているそうです。それは「いつもワクワクし、いつも自分がデキることを考え、いつも自分やお客さまがハッピーになることを考え、しかも成果を出す」ということです。「ここでこんなアイテムを手にしたら、どのくらいお客さまのハッピーが増えるかな?」などと意識しながら仕事をするそうです。
「滅私奉公」「我慢」「忍耐」などのキーワードで括れそうな昭和的な仕事に対する姿勢とは大きく異なり、素晴らしいことです。近未来的な発想で仕事をしているのです。時代の先端をいくシリコンバレーの成功企業の中にも、遊ぶように仕事をしているところが多いかと思います。
この人がYouTubeに公開した語りの中で主張していたことを一言で表現すると「心の状態」が全てのベースになっているということです。だから、飲食業界に人たちには「オペレーションの生産性をもっと高めていくとか、もっとスピーディーにやるとか、もっとチームワークを高めようとする時には、心の状態やチームの雰囲気がベースとなっており、その上にオペレーションが乗っかっている」ということを話していました。
「オペレーションがあって人間関係があるわけではない」「心が先、出来事が後」ということです。繰り返しますが、オペレーションをつくり上げる際には、自分やメンバーの心の状態やチームの雰囲気がベースとなっているということです。その上にオペレーションという仕組みが乗っかっているのです。
「どんな気持ちで働くかが大事であり、どんな作業をやるかではない。一つ一つの作業をどんな気持ちでやるか?それが全て」ということです。
私は、「その通り」だと思いました。
例えば、「私はこんなにたくさんの仕事をしたのに、●●さんはまるで使えない!」などと、(本人がいないところで)仲間の悪口を言うことが口癖になっている人がいたりすると、それに周囲が感化され、マイナスの影響を与え、チームの雰囲気が険悪になりがちです。心の状態が非常に悪くなってしまうのです。
私はそういう良くない職場でも仕事をしたこともありますが、そういう状態だと、惰性で仕事をするだけで、折角のオペレーションが上手く機能しないはずです。
YouTubeを通じて積極的に情報発信しているこの講演家の人は、「以前は順番が逆だった」ということに気づいたそうです。「オペレーションがあって、人間関係があるわけではない」ということです。「心の状態」が先であり、それがオペレーションづくりのベースになっているということです。
また、講演家の人は、自分の状態を良くすることや自分の心にエネルギーを与えることは、全ての人が自分でできることであり、それが相手にも伝わってしまうようなチームづくりが必要である、と主張していました。
自分をいつもハッピーにするようにしてほしい、自分がアンハッピーだと周囲の人にハッピーは届けられない。「生き方、考え方、心の傾け方を意識しよう!」ということです。
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