2026年7月22日
身の丈、自己投資、行動、成長
こんにちは、関口です。
今回ご紹介するのは、大森健史さんの『進化するシン富裕層』という一冊です。
著者はこれまで2万人を超える富裕層と接してきた経験をもとに、「これからの時代に資産を築く人は、従来の成功者とは発想も行動も大きく変わってきている」と述べています。
本書では投資や起業など様々な事例が紹介されていますが、私が最も印象に残ったのは、お金の話以上に「考え方」の違いでした。
本書の中で繰り返し語られているのが、「身の丈に合った生き方」という考え方です。
私たちは小さい頃から、「無理をするな」「現実を見なさい」と教えられてきました。そのため、知らないうちに自分で限界を決めてしまう傾向があります。
一方で、新富裕層と呼ばれる人たちは、その"身の丈"という見えない壁をあまり気にしません。
もちろん無謀という意味ではありません。チャンスがあると思えば、まず小さく始めてみる。そして、うまくいかなければ方向転換する。その判断がとても早いのです。
本書では、大谷翔平選手が当初は日本ハム時代よりも低い年俸になるにも関わらず、挑戦を優先してメジャーリーグへ渡った例も紹介されていました。
短期的な損得ではなく、長期的な成長を選ぶ。この発想は、仕事でも人生でも大切な考え方だと感じました。
もう一つ印象的だったのは、「若いうちはインデックス投資より、自分の稼ぐ力を高めることに投資すべき」という考え方です。
最近では、新NISAなどをきっかけに投資への関心が高まっています。しかし著者は、投資で資産を増やすことばかりを考えるよりも、自分のスキルを磨き、経験を積み、新しい仕事に挑戦することの方が、長い目で見れば大きなリターンにつながると述べています。
私もこの考え方には共感しました。若いうちは金融資産を増やすことだけに目を向けるより、自分の専門性や経験、人脈を磨き、「自分自身が稼ぐ力」を高めることの方が、将来への最も確実な投資になるのではないでしょうか。
また著者は、知識や経験が十分でないまま、「不労所得」を期待して安易にアパート経営へ手を出すことにも警鐘を鳴らしています。流行している投資に飛びつくのではなく、自分が理解し、強みを生かせる分野に時間とお金を使うことの大切さも印象に残りました。
本書には、「まず小さく始める」「相談ばかりせず行動する」「失敗したら修正する」という考え方が数多く紹介されています。
もちろん、すべての考え方に賛成というわけではありません。人によって向き不向きもありますし、慎重さが必要な場面もあるでしょう。
それでも、本書を通じて改めて感じたのは、成功する人ほど行動量が圧倒的に多いということです。
行動するから経験が増える。経験が増えるから判断力が磨かれる。そして、その積み重ねが次のチャンスを呼び込む。その好循環こそが、新富裕層と呼ばれる人たちの共通点なのではないでしょうか。
私たちは年齢を重ねるほど、「失敗したくない」「身の丈に合った選択をしよう」と考えがちです。しかし、その思い込みが新しい可能性を狭めてしまうこともあります。
もちろん、無謀な挑戦は勧められません。しかし、自分の可能性まで小さく見積もる必要もないでしょう。
「まずは小さく始めてみる。そして経験を積みながら修正していく。」
この姿勢こそが、本書を読んで私が最も学んだことであり、これからの時代を生きる私たちにとっても、大切な考え方ではないかと思いました。
私自身も、年齢を理由に可能性へ蓋をすることなく、小さな挑戦を積み重ねていきたいと思います。