2020年12月6日
人材橋渡し、顧問、フリーランスのスポット活用
こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。
先日、日本経済新聞に「大手行、中小に人材橋渡し」という記事が掲載されていました。
記事では、三菱UFJ銀行が、大企業で取締役や部長などを経験した人材を中小企業へ紹介するサービスを始めたことが紹介されていました。
この記事を読んで、私は「また一つ、中小企業が外部人材を活用できる選択肢が増えた」と感じました。
実は、このような流れは以前から続いています。
大企業を退職した人材が顧問やアドバイザーとして活躍するケースは年々増えています。さらに、副業解禁によって現役の大企業社員が専門知識を提供する機会も増えました。フリーランスやプロ人材を必要な期間だけ活用するサービスも広がっています。
つまり、中小企業が必要な知識や経験を社外から取り入れる方法は、この10年で大きく増えたのです。
もちろん、人材不足という問題そのものが解決したわけではありません。
しかし、「必要な人材が採れないから何もできない」という時代ではなくなりつつあります。
以前であれば、経験豊富な人材を採用するには、高い給与を支払い、正社員として雇用するしかありませんでした。
ところが現在では、顧問として必要な時だけ力を借りる、専門家にプロジェクト単位で参画してもらう、副業人材に支援してもらうなど、さまざまな方法が選べるようになっています。
一方で、こうした変化は、人材サービスを提供する側にとっては競争が激しくなることも意味します。
つまり、市場環境は大きく変わっているのです。
だからこそ、中小企業の経営者も発想を変える必要があります。
「自社だけですべてを抱える」という考え方から、「必要な知識や経験は外部も活用する」という考え方へ。
これからは、人材を集めることだけではなく、人材をどう組み合わせ、どう活かすかが企業の競争力を左右する時代になっていくのではないでしょうか。