戦略プロセス経営実践会の関口です。
さて、「事例から学ぶ集客の知恵」シリーズについて、そろそろ慣れてきたのではないでしょうか。
今回は、サクッと読めて「なるほど!」と思っていただけるような、身近で、でも実は奥が深いネタからご紹介します。
タイトルは、
「白衣を着れば、そこらのおじさんも専門家に?」
そうです、今回のテーマは「写真(見た目)による“錯覚”のチカラ」。
特に健康食品などのチラシや小冊子によく登場する、“お決まりの写真表現”に注目です。
■ 白衣 × 試験管 = 信頼感?
あなたも一度は見たことがあると思います。
折り込みチラシやパンフレットなどに載っている、「白衣を着たおじさんが試験管を振っている写真」。
これ、よく見てみると下に「○○研究所」や「○○ラボ」など、それっぽい名前が添えられていることがあります。
でも…実際のところ、そのおじさんは「開発者」でも「博士」でもありません。
場合によっては、倉庫で働いている人や、撮影用にその場で借り出されたスタッフかもしれません。
でも、それで良いのです。
“白衣を着るだけで”、人は勝手に「この人は、専門家」と思ってしまう。
ここが、このテクニックのすごいところ。
つまり、「専門家に見える雰囲気」を“意図的に演出する”ことができるというわけです。
■ 「すごそうに見せる」ことで、人は勝手に想像する
私たちは、見た目や写真から、多くのことを「勝手に」想像してしまいます。
白衣を着た人を見れば「医者かな?」と思い、制服を着ていれば「警察官?」と感じる。
そこに肩書や所属が書かれていれば、もうそれだけで「きっとちゃんとした人なんだろう」と判断してしまいます。
これは、言い換えれば“錯覚”=“勘違い”。
でも、その“勘違い”こそが、「すごい人だ」「信頼できそうだ」と思わせる第一歩になります。
そして、それを売り手側が恣意的にコントロールすることが可能なのです。
■ 成功者を「演出」する写真たち
この「見た目の演出」は、チラシに限らず、今やSNSやWEBのプロフィール写真にも広がっています。
例えばこんな写真、見たことありませんか?
これらの写真を見て、私たちは無意識にこう思ってしまいます。
「この人、成功してるんだな」「なんだかスゴそうだな」と。
実際にその人がどうかは分かりません。
でも、“スゴそうに見える”ことで信頼や憧れを得られるということが現実にあるのです。
■ 「たかが写真、されど写真」
たった1枚の写真、されど1枚の写真。
そこに込められた“演出”は、人の印象を大きく左右し、時には購買行動までをも変える力を持ちます。
そして、こうした「勘違い」を上手く使っているのが、実は成功しているマーケティングの現場なのです。
つまり、「本当にスゴイ」かどうかよりも、“スゴそうに見せること”が集客の入口になるということ。
■ まとめ:白衣は着せればいい
集客のヒントは、実はとても身近なところにあります。
そしてそれは、難しいマーケティング用語や高額な広告費ではなく、見せ方ひとつだったりするのです。
「この人、すごそうだ」
「この商品、ちゃんと開発されてるっぽい」
そう思わせる“演出”を、少しだけ意識してみると、あなたの発信にも変化が出てくるはずです。
白衣を着せるかどうか――それだけで、そこらのおじさんも「研究者」に見える世界なんです。
「今すぐ全部読みたい!」という方へ――
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「集客って、なんでこんなに難しいんだろう…」そんなふうに感じたことはありませんか?
私自身も、これまで何度も試行錯誤を重ねてきました。この「12の集客の知恵」は、私が実際に見聞きし、「これはすごい」「面白い」と強く感じた、“現場のリアルな気づき”を集めたものです。
うまくいかない時のヒントに。少しだけ方向を変えたいときの材料として。あなたの集客活動に役立つヒントが、きっと見つかるはずです。
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「事例から学ぶ集客の知恵」において、過去に「これは自分たちの業界には関係ないだろう」「できないだろう」などと決めつけてしまう方々がいらっしゃいました。
しかしこのような捉え方は、大変遺憾なものです。
「ウチには関係ない」と切り捨てるのではなく、むしろ「当社のケースでは、こうしたアプローチも可能かもしれない」と、読んだ事例から新たな発想を広げてみることをお勧めします。
他の成功事例を参考にすることで、独自のアイデアを見つけることができるかもしれません。
ほんの些細な気づきでも構いませんので、積極的に読み続けてください。その中から新たな示唆を得ることができるでしょう。
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★ 特別レポート001
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