支援メソッド 

顧客理解 × 棲み分け戦略 × プロセス設計 × 数値化による改善

戦略プロセス経営実践会が大切にしているのは、「特定の手段やツールに振り回されず、一連のプロセスを戦略的に設計すること」です。

SNSや広告、出版といった施策はあくまで手段やツールにすぎません。

「誰に」「どのような価値を」「どう届けるのか」が曖昧なまま取り組んでも、成果は一時的か偶然に終わりがちです。

だからこそ、まず戦略とプロセスを整え、そこに施策を位置づけることが欠かせません。

当会の支援メソッドは、理論にとどまらず、実務で成果につながる仕組みに落とし込むことを目的としています。

重視するのは「戦略」と「プロセス」です。当会では「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」と呼んでいます。

具体的には次の4つのステップで支援します

1│徹底した顧客理解から始める

誰に・どんな価値を届けるのかを明確にしないまま進めても、迷走するだけ。数多くの競合に埋もれて成果は出ません。

まずは顧客像と求められる価値を定義します。

そして、策定した顧客戦略に沿って最適な手段やツールを選定します

2│棲み分け戦略を描く

競合と正面からぶつからないポジションを設定します。

「自社の商品・サービスに最も価値を見いだしてくれるのは誰か」を深く検討し、その顧客層に合わせた価値提案を軸に戦略を築きます。

3│プロセスを設計する

顧客との関係を「出会い → 契約(購入) → リピート → ファン化」という流れで捉えます。

各段階で必要なオファーや導線を設計し、どこで離脱が起きているのかを明らかにして改善します。

4│数値化して改善を回す(サイエンスアプローチ)

勘や期待値に頼らず、問い合わせ数・成約率・リピート率といった指標を管理します。

プロセス全体を数値で可視化し、改善サイクルを回せる仕組みを整えます。

つまり、データや事実に基づき、数値で目標と改善点を特定します。

戦略なき施策の落とし穴

「SNSをやった方がいいらしい」

「今は映像の時代だからYouTubeをやらなければ」

――こうした“施策先行”の動き方で成果が出ない企業は少なくありません。

戦略が存在せず、誰に・(商品・サービスを通じて)どのような価値を届けるかが曖昧なまま、流行の手段に振り回されてしまうからです。

当会は、顧客理解を起点に戦略と実行プロセスを明確化し、現場で機能する仕組みに整えることで、この落とし穴を避ける支援を行います。

誰にどのような価値を提供するのか

当会の支援では、最初に顧客や意思決定者の行動・感情・背景までを可能な限り把握する「顧客理解のプロセス」を重視しています。

  • 顧客の属性(顧客は一体、誰か)
  • 顧客の困りごと(何に悩んでいるか)
  • 顧客が見いだす価値(本当に求めていることは何か)
  • 顧客の文脈(なぜ今それが必要か)

このような顧客理解にもとづいて初めて、「どのような顧客層を対象に」「どんな価値を、どう伝えるか」という設計が可能になります。

考える → 整える → 動かす:プロセスを伴う戦略実行支援

さらに、一緒に「考える」だけではなく、「整える」「動かす」まで一貫して支援します。

  • 考える: 顧客理解+経営者の想いから、事業の核を言語化
  • 整える: 役割・手順・タイミングを整理し、組織の中に落とし込む
  • 動かす: 小さく実行して、現場に合う“やり方”に磨き上げる

5つの戦略的アプローチ

1)戦略とプロセスを明確化した事業デザイン

「戦略とプロセスを明確化した事業デザイン」とは、顧客理解にもとづいた戦略をPDCAサイクルで検証し、迅速に「正解」に近づける仕組みづくりです。

重要なのは、戦略、プロセス、組織、教育、ツールの5つの要素。特に戦略とプロセスが鍵を握ります。

また、先に述べた通り、「顧客理解 × 棲み分け戦略 × プロセス設計 × 数値化による改善」がポイントとなります。

なお、中小企業に求められるのは、長時間のリサーチや分厚い提案書作成ではありません。迅速な実行とその後の軌道修正です。

2)徹底した顧客理解の戦略への反映&経営サイクルが回る仕組み

中小企業の経営サイクル

中小企業や小規模組織の経営は、ピラミッド型で表現できます。

当会では「顧客は誰か?」を明確にし、顧客が価値を感じるポイントを軸に戦略を策定します。

また、新規顧客獲得、ロイヤルティ向上、離反防止などを重点的に実行し、経営サイクルを効果的に回す仕組みを作ります。

戦略的に絞り込んだ施策を実行し、最適な顧客戦略を実現します。

3)「3つの化」への取り組み

顧客理解を戦略に反映させ、実行に移します。

また、「ビジネス活動の見える化」「業績管理の体系化」「戦略経営の仕組み化」の3つに取り組み、数値化します。

常に指標を把握しながら改善を行う、自走する組織を実現します。

4)小さな成功パターンの積み重ね

「まずは小さな成功パターンから」という考えで、大きな目標の達成に向けて、小さな成功を積み重ねます。

「成功パターン」を確立し、それを拡大していきます。

5)本質的な課題設定と方向性の明確化

根本的な課題を洗い出し、明確な課題設定と目標設定を行います。これにより、組織全体が一丸となり、共通の目標に向かって進めます。

数値化による管理は仕事の質とスピードを向上させ、成果を出すための強力なツールです。

以下の「3つの化」に取り組み、数値化を最大限に活用します。

① ビジネス活動の「見える化」

「理想の姿」を描き、到達するためのシナリオを考えます。皆が共有できるシンプルな「戦略ストーリー」を作成し、「現状」から「理想の姿」へのプロセスをステップ・バイ・ステップで見える化します。

② 業績管理の「体系化」

「あるべき姿」という目標に対し、どれだけ近づいたかを測るために指標(メトリクス)を用いてプロセスを体系的に管理します。

各プロセスごとに目標値を設定し、実際の結果との差異を把握しながら改善を行います。

③ 戦略経営の「仕組み化」

指標を管理し、事業のあらゆる局面で迅速にPDCAサイクルを回しながら改善する仕組みを構築。それを組織に浸透させます。停滞の原因を特定し、解決策を見つけ出します。

他の支援との違い

当会の支援は、次のような点で他の支援サービスと一線を画します。

よくある支援 当会の支援

特定のツールや単発の施策に依存(広告・SNSなど「手段ありき」の提案)

全体戦略を前提に、施策はあくまで「プロセスの一部」として位置づける
目先の成果を追求(SNSのバズやメディア露出など、短期的な注目アップに終始) 長期的な顧客関係とLTV最大化を見据えた成長支援

断片的な施策を積み重ねるだけで、流れ(一連のプロセス)として設計されていない

出会いから契約・リピート・ファン化までを一貫したプロセスとして設計

当会は「部分最適」ではなく、戦略とプロセスを軸にした全体最適の支援を行います。

「MBAの理論・外資系コンサル流のスキル・中小企業での泥臭い実務経験」を融合した手法で支援。「戦略」と「実行」の両方をセットで提供し、一緒に汗をかきます。

【補足】

当会では、Facebook広告やYouTube集客など、特定ツール・手法の活用を前提とした支援は行いません。まずは「戦略」を明確にすることを重視しています。

そのため、

「SEO対策で集客したい」

「SNSを活用して広告費ゼロで売れるようにしたい」

「動画を活用して顧客を獲得したい」など、

特定の手段・ツールの活用を前提とした支援にはお応えしていません。

当会は、事業全体を俯瞰し、上流工程からの事業構築を得意としています。

特定ツールの活用や施策の実行については、それぞれの専門家(例:フリーランスなど)の活用をおすすめしています。

業者に委託すると…

一般的には業者の外注先(二次請け)が作業を担当します(例外もあり)。業者はその支払いに追加料金を上乗せして請求してくる結果、貴社は高額な料金を支払うことに。また、業者が作業者を直接雇用している場合においても、営業コストや事務所の賃料などを加えた金額を請求してくるので、料金は高めになります。

自社でディレクションを行うことで…

貴社が作業者(外注先)に直接依頼・支払います。業者への上乗せ分がないため、余計な支払いをすることなく経済的です。また、フリーランスの場合は、同業者との競争も激しいため、一定以上の品質が保たれているにもかかわらず、料金はかなり割安になります。

業者に依頼すると、下請けや孫請けなど複数階層の外注を経ることで、顧客(貴社)への請求額が膨らみます。

例えば、フリーランスに直接依頼すれば10万円で済む案件が、業者を通すことで30万~40万円も請求されることもあります。

10代から海外で生活し、大手企業や中小企業、国内の外資系企業、公益法人での就業経験を積んできました。さらに、MBA留学中にはアメリカの大手医療機器メーカーに勤務した経験も。こうした多様な経験を活かし、業界の常識や慣習にとらわれることなく、多面的な視点と自由で創造的な発想で支援を行っています。

【補足】その他の特徴は?

1)実行重視

当会は、「実行」を重視しています。当会が提供する戦略は、大企業向けの横文字だらけの、一見すると立派な戦略論ではありません。

中小企業や小規模組織にとって重要なのは、「いかに実行するか?」。どんなに優れた戦略も、実行できなければ意味がありません。

当会では「戦略」と「実行」の両方を提供します。必要以上に立派な資料は作成しません。

2)戦略シナリオを描く

当会は、クライアント企業の「あるべき姿」と「現状」とのギャップを埋めるための戦略シナリオを策定します。

戦略シナリオは、「現状」から「あるべき姿」へ到達するためのストーリーであり、その過程で必要なステップや障害を想定します。

プロセス思考を取り入れ、目標達成までのプロセスを明確化します。

なお、「戦略シナリオ」については、こちらのリンク先ページを参考にしてください。

3)問題を解きほぐすPDCAサイクル

戦略シナリオを設計し、実行に向けてプロセスを明確化。しかし、戦略ストーリーは「仮説」にすぎません。

問題は複雑に絡み合っていることが多いです。そこで、ビジネス活動の見える化、業績管理の体系化、戦略経営の仕組み化を通じて事業のデザインを支援します。

KPIなどの指標を用いて業績を定量的に把握。迅速な判断とアクションを実行します。

4)戦略的PR

「戦略的PR」は、マーケティングの一部ではなく、事業全体の戦略に組み込まれるべきです。

製品・サービスのブランディングを独立した活動として行うのではなく、これらを事業戦略に包含します。

当会の3つの支援特徴

当会の3つの特徴について詳しくご紹介いたします。

当会では、提供するすべての支援サービスの内容を、このウェブサイトを通じて可能な限り明示しています。そのため文字数の多いサイトとなっています。

また、支援サービスは時間軸で大きく2つのフェーズに分かれます。

第1フェーズでは、「現状」から「あるべき姿」へ到達するための戦略シナリオを作成します。第2フェーズでは、初期の仮説である「戦略」を実行し、適宜軌道修正しながらより早く「正解」に近づけていく仕組みづくりを支援します。

また、戦略とプロセスをチームに適用し、確実に実行してもらうために「シンプル」で「わかりやすさ」を心がけています。

経営学やマーケティングの世界では、アメリカ発の手法に影響を受けており、横文字の専門用語や複雑なチャートを駆使することで、「すごそうに見せること(演出)」が頻繁に見られます。

実際、大手や中堅企業ではそのようなスタイルの方が評価されます。

代表の関口もアメリカでMBAを取得し、以前はそのようなスタイルに傾いていた時期がありました。しかし、当会が大切にしているのは、そうした「見た目の立派さ」や「体裁」ではありません。

中小企業の現場で本当に必要なのは、「なるほど」「それならできそう」と思える「わかりやすさ」と、小さな一歩を踏み出す「実行可能性」です。  

たとえ経営学を学んでいなくても、誰にでも伝わり、動けること。  

それこそが、成果につながる支援の第一歩だと考えています。

難しい言葉(横文字)や立派な経営用語(フレームワーク)よりも、本質をやさしく解きほぐし、行動に移せる形で支援する姿勢を、当会では貫いています。

当会のサービスでは、特定他社の製品・サービスの紹介や売り込み、協力業者との面会のお願いなどは一切行いません。 

支援と称して提携している他社の製品・システムやサービスへ誘導し、バックマージンを得るようなことは行っていません。

まずは(無料)オンライン相談をご利用ください

「支援を受けるかは決めていないけど、話は聞いてみたい」

「今の方向性に自信が持てない」――

そんな方でも大丈夫です。

現状の整理からスタートし、小さなヒントを持ち帰っていただく。

それが、当会の無料オンライン相談/壁打ちです。

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