事例から学ぶ集客の知恵:No.5

客ではなく第三者にカネを払わせる?

こんにちは。

戦略プロセス経営実践会の関口です。

私は「戦略とプロセスのデザイン屋さん」として、「成功パターン」をつくり上げる戦略とプロセスを明確化した事業デザインの支援を行っています。

サブのテーマが複数ありますが、「PRのブルーオーシャン」という内容も扱っています。

中小企業にとって一般的なPR活動を行うことはレッドオーシャンで戦うようなこと。それがブルーオーシャンと言える「場」があるのです。詳しくはこちらをお読みください。

 

さて、今回の知恵のタイトルは「客ではなく第三者にカネを払わせる?」です。

前回の「No.4:高額塾のセミナー、受注獲得までの手口は?」の説明が長すぎたので、今回は手短に済ませます。

「参入する市場にチャンスがあるかどうか?」を見極める際には、市場の規模、成長性、競合などを理解する必要がありますが、私は「カネの動き」にも注目しています。

「表面的な市場規模だけではなく、そこでは本当にカネが動いているのか?」「どのようにカネが動いているのか?」「誰から誰に、なぜ動いているのか?」「その背後に何かあるか?」などにも注目するのです。

 

また、「カネの動き」にも注目、と書きましたが、必ずしもあなたの商品を買ってくれる人、 あなたからサービスを受ける人から”直接”カネを出してもらう必要はないのです。

「???」と思いましたか?

少し話は逸れますが、私は介護分野にロボットを普及させる仕事にも携わっています。これは、介護現場が直面している人材不足などの問題を解決するために、ロボット技術を活かす取り組みです。

介護ロボットの市場は成長しつつありますが、「カネの動き」によく注目すると、「売り手」も「買い手」も行政のカネ、つまり「公金」に大きく頼っていることがわかりました。

「売り手」である企業が、行政に働きかけていることもあり、補助金制度があちこちの自治体から出ているのです。「買い手」である介護施設はそのカネ(補助金)に頼って購入しているのです。というか、公金に依存した購入が前提(当たり前)になってしまっているのです。

そうです、本日、私がお伝えしたかったことは、必ずしも「買い手」のポケットマネーから出してもらう必要はないということ。公金などをフルに活用する手もあるとういうことです。

 

「客ではなく第三者にカネを払わせる?」とは、まさにそういうことです。

必ずしも客自身のポケットからカネを動かしてもらう必要はないのです。

でも「買い手」に補助金制度があることを教えてあげなければ、彼らは動きません。だから、そういう制度があることを教えてあげることが、見込み客(買い手)を動かす大きな力となるのことがあります。

また「補助金をフルに活用すること」は一例にすぎません。「客ではなく第三者にカネを払わせる?」方法は他にもあるのです。知恵を絞ってよく考えてみましょう。

前回の内容が長かったので、今回はこれでオシマイです。

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