戦略とプロセスを明確化した事業デザイン:
自らに選択肢があることを知りながら「できない」を「できる」に!
戦略プロセス経営実践会の関口です。
では早速、最初の「集客の知恵」をお知らせします。
今回は「No.1:白衣を着れば、そこらのおじさんも専門家に?」というタイトルです。最初の「集客の知恵」なので手短なものから紹介していきます。
さっと読めるはずです。
今回の知恵は、健康食品のチラシや小冊子に使われている写真の巧みな活用のことです。誰もが知っている大手企業もよく使っています。
折り込みチラシなどで白衣を着たおじさんが試験管を振っている写真をみたことありませんか?
次回、チラシや小冊子を見る際には、よ~くチェックしてみてください。
よ~く見れば気が付くはずです。写真の下に「○○研究室」「○○研究センター」などの文字を見つけるはずです。
本当は大したことをやっていなくても、白衣を着たおじさんが試験管を振っている写真を目にし、その下に「○○研究所」などの文字が書いてあることがあります。
これは、読み手に対して立派な研究を行っているイメージを与えます。読み手の目には、白衣を着たおじさんが「○○博士」のように映るからです。立派な博士が商品を開発しているイメージを与えるのです。
そのおじさんは1週間前に採用されたアルバイトの年配者かもしれません。あるいは、倉庫で梱包作業をやっている人かもしれません。誰でも良いのです。「白衣を着てもらうこと」がポイントなのです。白衣が権威を示してくれるのです。
これはまさに写真(服装)による「勘違い」ということ。白衣を着ている人を見ただけで、私たちは勝手に研究者(専門家)かと思ってしまうのです。
あなたも、街の中で制服姿の人を見て、「警官か?」「医者か?」などと勝手にイメージしてしまったことがあるはずです。だから、成功者を演出するために写真を上手く利用する人がいるのです。例えば次のような写真を目にしたことがあるはずです。
「フェラーリの前でポーズ」
「南のビーチリゾートでカクテルを飲んでいる」
「有名な政治家と握手している」
このような写真を目にした人は勘違いするのです。「●●さんは成功者だ!」と。
たかが写真とはいえバカにできないのです。
「事例から学ぶ集客の知恵」において、時折、「これは自分たちの業界には関係ないだろう」などと決めつけてしまう方々がいらっしゃいます。しかしこのような捉え方は、大変遺憾なものです。
「ウチには関係ない」と切り捨てるのではなく、むしろ「当社のケースでは、こうしたアプローチも可能かもしれない」と、読んだ事例から新たな発想を広げてみることをお勧めします。他の成功事例を参考にすることで、独自のアイデアを見つけることができるかもしれません。
ほんの些細な気づきでも構いませんので、積極的に読み続けてください。その中から新たな示唆を得ることができるでしょう。
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