【関口のつぶやき、感じたこと031】 

2019年 10月 12日(土)

  • AI活用
  • ロボット導入
  • 新ツールの導入
  • 業務プロセスの改善・再設計

こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。

台風19号の接近に伴い、本日は朝から大雨です。

さて、私が介護分野へのロボット導入の支援業務を通じて痛感したことはたくさんありますが、特に重要だと確信したことは、「いきなり導入するだけではダメ」「業務プロセスの見直しを行った上で導入しないとダメ」ということです。

以前は、「自分だけがこのように主張しているのかな?」と思ったこともありますが、いろいろと調べてみたら、他の分野のロボット導入やAI活用に際しても、専門家が同じようなことを言っていることがわかりました。PRA導入、EC導入など…企業向けのセミナーでも同じ。人によって言い方がそれぞれ異なりますが、多くの人が主張していることは私が痛感していたことと同じでした。

ちなみに、まだ読み始めたばかりのダイヤモンド社から出版された『テクノロジー経営の教科書』という本の中にも次のような文章を見つけました。

バンガード(投資会社)は「、PAS(パーソナル・アドバイザー・サービス)を導入するにあたって業務の再設計が重要であることを理解していた。しかし、多くの企業は、特にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)技術を使用する場合、既存の業務プロセスを自動化するという安直な方法を取る。すでに確立済みの流れを自動化するだけのプロジェクトは、速やかに実行して投資利益率(ROI)目標を達成することができる。しかしそれによって、AIの強みを最大限に活かして根本的にプロセスを改良するチャンスを潰してしまうのである。

また次の一文についても紹介しておきます。

人間とAIの役割という点に注目して、仕事の流れを再設計する方法をじっくり考えると良い。…(中略)…人間と機械が互いの長所を伸ばし合い、短所を補い合う関係を確保するために、組織的な仕事の流れの再設計が必要である。

とにかく、「テクノロジーがあるからそれを使ってみよう」「皆がやっているから」という発想ではなく、業務プロセスの改善・再設計はもちろんですが、長期的かつ戦略的に検討する必要があるのです。

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