【関口のつぶやき、感じたこと015】 

2019年 3月 14日(木)

  • サービス産業
  • 労働生産性
  • IT導入補助金
  • カイゼン

こんにちは。戦略プロセス経営実践会の関口です。

昨日(2019年3月13日)、日本経済新聞社主催のセミナーに参加してきました。今、国を挙げてサービス産業の生産性向上に取り組んでいますが、セミナーでは「IT導入補助金」の内容をはじめ、国の取り組みを理解することができました。

 

我が国サービス産業の大きな課題は「労働生産性が低い」ということですが、講演者の一人であった中小企業庁の総務課長からは次のような話がありました。

  • 中小企業の労働生産性は、バブルを機に二極化している
  • バブル以降、稼げる企業と稼げない中小企業の差が大きく開いている
  • 中小企業の人手不足は過去最高水準で、今は人がなかなか集まらない
  • そこで、人手不足解消にむけて、中小企業には生産性向上につながる前向きな投資をより一層促進していく必要がある

このような背景もあり、国では今年度より「IT導入補助金」の補助上限額を450万円(2分の1補助)と大きく引き上げました。ちなみに、IT導入補助金は、一般の汎用品の購入に使うころができるのですが、それは過去の補助金と比べると画期的な内容である、と講演者の一人が発言していました。なぜなら、新しく開発するモノへの補助金ではなく、一般の汎用品を購入することで補助金が獲得できるからです。

でも、日本のサービス産業の生産性はなぜ低いのでしょうか?

それについては、経済産業省の課長が、日本の製造業のお家芸である「カイゼン」が、サービス業で起こらなかったことが原因であると指摘していました。『「カイゼンの型(かた)」の不在』という表現をしていました。つまり、カイゼンが根付いておらず、型がないということです。

全くその通りだと思っています。だから、カイゼンが根付く組織になれば、その活動の延長上に「新しいツールを活用する」ということができます。私は、介護現場などを見て、そのことに何年も前に気付き、戦略プロセス経営実践経営実践会では「PDCA ✕ プロセス標準化 ✕ 目標設定」実践セミナーを非製造業向けに開催しているのです。

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