【マーケティング006】 

2017年8月30日(水)

前回の「ホームページを作ったが売れないのは?」と題したコラムでは、ホームページを作ったが売れない原因として大きく2つあることをお伝えしました。1つは「アクセスが少ない」ことです。もう1つは「成約率が良くない」ということでしたね?

そこで今回は「一体、どうしたらアクセスを集めることができるのか?」という問題の糸をときほぐすことを目的に、「アクセスの集め方は?」と題してお伝えします。一部の内容は前回と重複することをあらかじめご了承下さい。

 

まずアクセス獲得については、次の通り大きく3つのルートがあります。

  • 検索エンジン
  • 外部サイト経由
  • 有料広告

 

1つ目の「検索エンジン」とはヤフーやグーグルなど検索エンジンに単語入力した人のアクセスを獲得するルートです。検索エンジンからのアクセスを増やすには、「SEO対策」を行うことになります。

ちなみに、SEOの検索結果についてよく言われるのは「外部要因」と「内部要因」があるということです。外部要因の代表は被リンクです。

2010年頃まではSEO対策について書かれた専門書(?)などには「SEO対策には被リンクが重要なので、色々な人にお願いしてリンクを貼ってもらいましょう!」などと書かれていました。事実、「相互リンクしませんか?」などという依頼を見知らぬ人から私は何度も受けたことがありました。

ところが、最近では「外部要因」よりも「内部要因」が重視されていると言われています。被リンクなどよりも、検索のため単語入力した際に、その単語に相応しいサイトが上位表示されるようになってきたのです。

なお、SEO対策については、専門書や専門サイトがいくつもありますので、それらを参考にして下さい。

 

2つ目の「外部サイト経由」とは、ヨソのサイト経由でアクセスを集めることです。ヨソのサイトには、いわゆるホームページだけではなく、ブログ・フェイスブック・ツイッターなどが含まれます。

 

3つ目の有料広告は、インターネット広告です。フェイスブックのようなソーシャルメディア広告、Googleアドワーズのようなリスティング広告、メルマガ広告などがあります。スマホ人口が増え、ネットがどこにいても繋がり回線速度が向上するにつれ、動画広告が増えていますが、これも有料広告に含まれます。

以上の通り、アクセスの獲得については大きく3つのルートがありますが、「成約率の良し・悪し」とは別に「アクセスをより多く集める」ことだけを考えた際、手っ取り早い方法は有料広告の出稿です。

これはホームページへのアクセスをお金で買うことになります。カネを出し、広告出稿さえすればアクセスを集めることができる点が良いのです。でも、逆の見方をすれば、掲載を止めると同時にアクセスが激減することになります。

 

また、検索エンジンからのアスセス数を集める「SEO対策」についてはお金の出費がないとは言え、成果が出るまでに時間が掛かります。SEO対策は、広告のような即効性がなく、それなりの成果が出るまでに1年以上も掛かることが多いようです。しかも、その間、ホームページのコンテンツをコツコツと充実させなければなりません。

これは何かと手間が掛かります。手間が掛かるということは、直敵的な出費がなくても、時間を投入するのでそれが人件費として跳ね返ってくることを意味します。

アクセスを集める1つの方法が、時間こそ掛かりますが持続性のある「SEO対策」。もう1つが、即効薬として効果が期待できるがカネの掛かる「有料広告」。そして、これらの中間的な存在として「外部サイト経由」があります。

参考までに、「外部サイト経由」でアクセスを集める方法として、お金を掛けずに簡単にできる方法を3つ紹介します。

 

1つ目は、分野別にデータベースのようになっている無料の情報紹介サイトに登録することです。マッチングサイトとも言えるでしょう。掲載は無料でも、そこを通じて取引が始まると課金される場合があります。1年間の掲載料金が必要な場合もあります。

掲載料金や年会費などと称してお金が取られる場合は「有料広告」扱いとなりますね。

2つ目は、プレスリリースサイトの活用です。こちらにも無料で使えるサイトがあります。だた、無料だと猫も杓子も掲載してくるので「無料掲示板」のようになります。

メディアの取材を期待して活用するサイトというよりも、あくまでアクセス集めのためと位置づけると良いでしょう。例えば、次のようなプレスリリースサイトがあります。

 

3つ目は、投稿サイトの活用です。これは「Yahoo!知恵袋」のように、誰かが質問を投稿し、それに対して回答する方法です。

時間・カネ・手間・期待される効果などをよく検討した上で、最適な方法を選択するようにしましょう。次は、こちらから!

何事も同じですが、無料で利用できるとなると、どうしてもピンからキリまで様々な情報と一緒くたになりがちです。アクセス集めにはなっても、読み手に対しマイナスのイメージを与えかねないので注意が必要です。

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